何の実かわかります?

数学棟の前の池のほとりにたくさんの赤い実がなっています。何の実かわかりますか。



昨日8月25日夕方、いつものように大学の周りをぐるっと歩きながら運動していた時のことでした。
小学校一年生の女の子が池のところでこの実をいっぱい集めていました。
とおりがかった私に、
「おじさん、この実、なんていうの?」
と尋ねてきました。
「ごめん、わからないわ。」
と通り過ぎましたが、ぐるっと回って玄関のところで、また見かけたので、
「おじさん、調べてみるわ。明日また、ここに来てみて。わかったら、池のところに名前の書いた札をおいておくから。じゃあね。バイバイ」
ってことで別れました。名札を見ると八幡小学校の1年生です。

それから図書館へ行って、植物事典を見てみました。コクアだったかな。ノイチゴだったかな。とねらいをつけて調べてみましたが、どうも違うようです。院生室に戻って、植物図鑑で、キーワード「赤、実」で調べてみましたが、どうも似たようなのはあってもぴったりのはありません。
「自分でわからない時は、先生に聞く。」ということで、葉と実を取って、理科の学生さんに聞いてみようと理科棟の方へ行きました。理科棟の3階が生物研究室で、通りかかったらちょうど、長谷先生の研究室のドアが開いていて先生がいらっしゃったので、尋ねてみました。
見るとすぐに「ブラックベリーと言って、キイチゴの一種です。黒くなると食べれるよ。」と教えて下さいました。
私はお礼を言ってもどりました。さすが、うちの大学はいろんな分野の専門家がいるので、すばらしい大学だと改めて思いました。
調べてみると、ジャムづくりに適しているようです。院生室にもどって、カードを作りました。

さて、このカード、2人分、ラミネートして、今日、池のそばにかけておきたいと思います。
うまく、彼女達の手に渡り、そして、理科好きの子になればいいなあと思いました。

というわけで、正解は、ブラックベリーということで、その小さなお話でした。

その2