第282号 3月12日

今日の掃除はみんな心が一つになってがんばりました。

 ほめて、しかって、またほめての毎日ですが、掃除はけっこうほめることが多いんじゃないかなと思います。水曜日の全員掃除も五分で終わりました。私の教職経験から、掃除は十五分ないし二十分でやっていたのですが、私はものすごく速い時間設定をしました。一、二年は、私がモップをかけました。子どもたちは、机をあげ、それが終わると、黒板、机ふき、図書整理、ゴミ取り、廊下などそれぞれに散って作業をします。
 さて、今日は通常掃除ですが、ものすごいスピードでした。R君、S君、Tさん、Mさん、Mさん、T君が当番です。私は、前の方からモップをかけて、「一列目」と言うと、子どもたちは一番前の机をあげます。机は六列、当番の子は六人。一人一列です。さささささっと机が運ばれます。その間を通って、モップをかけ続けます。「二列目」、「三列目」、そして一番後ろが四列目です。ここまでは全員です。その後、自分が気の付いたところを掃除していきます。今日はここまでの作業も速くて十分にほめるに値するのですが、その後も感動しました。机の拭き掃除も、手早い。ゴミ取りも早い。そして、私の心を更に打ったのは、きれいに並べられた図書整理と、ドアのレール拭きでした。
 図書を整理してくれたのはMさん。Mさんに限らず図書を整理してくれる子は、多いのですが、今日は、本の大きさ別にきちんとならんでいます。もうこのまま町の図書館のお仕事を任せてもいい位、手前にきちんと揃えられていました。
 教室のドアのレールを拭いてくれたのはR君。ドアのレールってゴミがたまりやすくて、私もちょこちょこふいているのですが、今日は、R君がふいてくれていました。それも力をこめて、ゴシゴシ雑巾でこすっていました。おかげで、レールはぴかぴか光っていました。
この間のひばりで120%の仕事をするっていうことを書きました。まさにこういう仕事がそうだなあと思い、掃除当番みんなをほめてあげました。
 心が一つになるとすばらしいパワーがでます。ちょっとした励ましで、ちょっとしたきっかけで、子どもはものすごい力を発揮します。学校は集団生活を学ぶところ。今日のように集団だから味わえるチームワークの心をあらゆる機会で育てることができるよう最後の一日一日をがんばっていきたいと思います。