第275号 3月5日

 十二年後の自分に手紙を出そう

 子どもたちに「二〇二一年ってどんな年?」って聞きました。「???」でしたので、「何年後?」と聞きました。子どもたちに、「十二年後っていくつになってるの?」と聞きました。そうです。二十歳です。子どもたちに、二十歳になると大人の仲間入りで自分の責任で何でもできるようになることを教えました。
 今日は、二十歳の自分に手紙を書くということで、ちょっとすてきなレターセットに、自分の今の様子、そして二十歳の自分への励ましなどを綴ってもらいました。子どもたちは、今のクラスの様子や得意なこと、友だちの名前などを便せんに書いていました。手紙は便せんに入れ、封をして、年度末にお渡しする予定のひばり別冊に綴じます。
 子どもたちには、成人式の日に持ち寄り手紙を開けて読んでみようというお話をしました。
 どうしてこんなことを思いついたかというと、まず私の見た成人式があります。周りに流されがちな若者たちですが、この子たちの現時点の気持ちでは絶対にあのような態度を取りません。時代とともにいいことも悪いことも経験しながら、純粋な気持ちを失いかけている時に、十二年前の自分からの励ましの言葉に「はっ!」と我に返ることもあるのではないかと思いますし、それが力になることもあるのではないかということ、そして、幼なじみの絆を大人になっても、ずっと大切にしてほしいという願いです。
 私は手紙の内容を確かめませんでしたが、きっと小学校生活の楽しい思いがたくさん綴られていることでしょう。

また、間違えて教えてしまいました

 「当」という字を間違えて教えていました。風に続いて、私の思いこみでした。私は上の方、つまり上の三本が一カ所に集まると思っていましたが、真ん中の一本はくっついて他の二本はくっつかないのですね。子どもたちは、「風もまちがってたし、先生ったらもう!」って言ってましたので、きっとこの字ももう間違えることはないんじゃないかと思います。皆さん、ごめんなさい。

「めかす」がつくのは?

 アレクサンダに「ひみつめかす」という言葉が出てきます。「めかす」というのは「それらしくする」という意味です。今日のプリントに「めかす」がつけられる言葉はどれかという問題がありました。正解は親切めかす、じょうだんめかす、ほんものめかすです。「先生に聞いてみてね。」と赤ペンが入っているものもありましたが、家で夫婦で悩みながらネットで調べながら結論を出しました。