第232号 1月23日
きつつき
去年の暮れ、「みんな揃ったら『きつつき』作ろうね。」と言っているうちに、インフルエンザが流行りだし、流行に乗り、私までかかってしまい、最後まで全員出席にはなりませんでした。というわけで、仕切り直しで、今日子どもたちと作りました。
最初に子どもたちに「作り方はぜーんぶ教科書に書いてあるから、教科書をよーく読むと作り方わかるはずだから、先生をあてにしないで、作ってごらん。」
しばらくは、教科書を読みながら、棒にエナメル線を巻いて試してみましたが、やっぱり難しいようです。「せんせー、どうやってやるのー?」って聞きに来ます。「わかんない人、こっち、おいで。」と集めて、教科書を読みながら、作り方を確かめました。「わかった?」って聞いて、それぞれ席に戻りますが、やっぱり私の所にきます。頭ではわかっても実際に細かく線を巻くというのは子どもたちにとっては、ちょいと難しいようで、手伝ってあげました。ここのところは、最後の決め言葉「やってもらったら何っていうの?」と言わなくても、子どもたちから、「ありがとう。」が出てきて、私も気をよくしながら、めんどうを見てあげました。
上手にきつつきしながら、棒を下りてくるにはそれなりの微妙な加減があるようです。こちらは版画と違って一時間のつもりが二時間かかりました。子どもたちは、プルプルふるえながら下りてくるきつつきやチョウチョ、おさるさんなど、ニコニコしながら、自分の作った作品で楽しんでいました。
対外的な行事から得るもの
水曜日に、子どもたちの希望者に二月21日(土)、22日(日)行われる北斗市のフットサル大会のプリントを渡したところ多くの子どもたちが希望し、今日の夜(金)、チーム作り、練習日程などの会議を持ちます。
昨年もチームを作り、参加しましたが、惨敗してしまいました。今年はそれを上回る参加希望者で、たいへん頼もしく、うれしく思っております。もしかして二チームできるのではと思うくらいです。
私は、このように普段一緒の仲間以外の子どもたちとの交流はとても大切なものと考えています。勝つうれしさ、負ける悔しさ、練習して技能が向上することのうれしさ、そして、自分たちの友情をしっかりと育てることなど、多くの意義をもちます。学校で教えることのできないたくさんのすばらしい要素を持っているのです。
学校以外での習い事や、スポーツ、芸術などの習得は、学校教育よりもむしろ、個性を伸ばし、将来の人生に寄与することも少なくありません。何度かお話したと思いますが、札幌で今、警察をやっているうちの長男も、その原点は小学校一年生から続けた剣道にあることは間違いありません。叩かれて、負けて、悔しい思いをたっくさんして、腕を上げていきました。そして小さい頃からの夢を実現しました。
今回フットサルでがんばる子、そして、その他、今やっていることでがんばる子、私は、応援していきたいと思います。
なお、参加に当たり、引率や練習などの音頭取りについては、保護者の方でよろしくお願いします。こういうイベントを通して、保護者同士の絆もしっかり築かれていくものと思います。