第221号 1月19日

 新年明けましておめでとうございます。

 穏やかな新年を迎えました。残り三ヶ月となりましたが、保護者の皆様、どうぞ、今年も学級運営に対しまして、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 また、多くの年賀状をいただき、お礼申し上げます。子どもたちも規則正しい生活のもと、楽しい冬休みを過ごしていることと思います。
 私は30日より4日まで、自宅の方で過ごさせていただきました。娘たちが帰ってきたので、久しぶりにみんなで食事をしたり、出かけたりしました。
 今日は5日。今日から仕事スタートです。レポートを書いたり、新年度の準備をしたり、多少ゆったりとした気持ちで仕事をします。
 さて、一つうれしいお話をします。かけ算九九です。子どもたちと「今年中に全員合格しようね。」と励ましてきたところですが、終業式の時点で、まだいくつかの段が残っている子がいました。翌日から、学校や休みの日は公宅に来てもらい、特訓を行い、年末の31日には、25名全員が九九の暗記を終えることができました、
 年末まで子どもを呼び出して練習することに対して、異議のある方もいらっしゃるかとは思いますが、私の学級経営のこだわりとしてご理解いただければと思います。
 私は、子どもたちに対して、物事を判断していく時に、いつも思っていることは、「どういう対応を取ることが一番この子たちが大人になった時に生きてくるか」ということです。この場合、「まあ、冬休みのうちに覚えればいいわ。」という考えもできましょうが、ぎりぎりでも年内にけりをつけることによって、子どもたちが大人になった時、「期限を守る。」、「やるべきことは、やり切る。」ということを学んでほしいと思いました。それと同時に、クラス全員が目標を達成できたということは、集団の結束力を高めることにつながります。始業式の日には、全員で喜び合いたいと思います。
 かけ算全員合格ということですが、「これで安心」とは思っていません。当然ながら、繰り返し繰り返ししていかないと子どもたちは忘れてしまいます。三学期になったら、朝学習の百ますを中心に復習に努めると共に、カードを使ったり、ふだんのコミュニケーションの中で尋ねたり、常に九九が身近にある生活をしていきます。
 九九がしっかり定着した形で、三年生に引き継ぎができるよう努力していきます。ご家庭におきましても、お風呂に入りながら九九を言わせたり、縦横に並んでいるものを数えさせたり、九九を子どもたちの身近なものになるようご配慮をいただければ幸いです。
 子どもたちを指導していて、特に弱いのが四(し)と七(しち)です。ですから、六四、六七、四七、七四、八四、八七、九四、九七などが鬼門となっているようです。かけ算九九に自信を持てるよう子どもたちを鍛えていきます。