第214号 12月15日
かけ算九九の定着に向けて
算数はかけ算の学習を一通り終わり、形の学習に入っています。かけ算については、全段が終わった子が多くなってきていますが、終わった子においても、完全に定着という状態までいっていない子が多いのも現状です。
木曜日より朝学習にかけ算九九を始めました。子どもたちにとっては期待と不安でドキドキという毎日ですが、金曜日は木曜日より時間を縮めた子が多くで、「やったー」という声も多く上がっていました。二日目の方が時間のかかった子もいますが、ばらつきの範囲ですので、心配なさらないでください。
また、九九があやふやな子、まだ覚え切れていない子がいることから、教科書の九九の表を見てもかまわないことにしました。かけ算百マスの導入にあたって事前にやった練習においては、必ずぶつぶつ読みで九九をつぶやいて書く約束をしましたが、朝学習ではだまってやってもらっています。
「見て、書いて」という繰り返しで、定着を図っていきます。また、カードを使いながら、授業、その他の時間でも強化を図っていきます。
なお、九九が合格になっていないお子さんにつきましては、放課後や休み時間に個別指導を進めていきますが、ご家庭におきましても、励ましていただければひじょうに助かります。どうか、よろしくお願いします。
一人教室で笑ってしまいました
国語のテストの裏に「おじいさん、おばあさん、おじぞうさまのいずれかに手紙を書きましょう。」という問題がありました。ある子の手紙です。「じぞうさま、食べものは、どこからもってきたんですか。ぼくは、それをしりたいです。」これを読んで誰もいない教室で大笑いしてしまいました。
授業で質問されたら、何て答えましょう。こういうのは逆に「あなたはどう思う?」って尋ねて、真心が通じそうな考えを認めてあげるのがいいかもしれませんね。
算数のテストから
「長いすが7つあります。1つに6人ずつすわると、みんなで何人すわれますか。」この問題を解く式は、6×7になるわけですが、正解した児童は9名に過ぎませんでした。誤答は7×6です。もしこの問題が「6人ずつすわっているいすが7つあります。」だったらほとんど正解だったと思います。教科書にも同じような問題があり、一つ分の量といくつ分をきちんと確かめるよう指導していたところですが、子どもたちにうまくおちていかなかったようです。自分の指導のまずさを反省し、もう一度指導します。