第209号 12月8日
市P連の大会に参加して
すっかり雪化粧になった土曜日ですが、上磯小で北斗市P連合会研究大会が行われました。ちょっと寒かったですが、300名近くの参加者があり、上磯小吹奏楽のさわやかな演奏で巻くが開けました。内容は昨年と同じく、講演とハートフルコミュニケーションでした。
沖川小の池田市P連会長より、PTAの役割は学校のよき応援団であるというお話があり、子どもは学校で学び家庭で鍛え、地域で磨くという理念をお話されました。
講演では北斗市パストラル町内会の熊本氏が「聴くことは育てること」と題して、子どもの話に耳を傾けることの大切さを述べられました。資料の中にコミュニケーション不全のチェックポイントというのがありました。皆さんのご家庭ではいくつ○がついてしまいますか。@朝、子どもが起きても「おはよう」と挨拶しない。A個どもに「ありがとう」と言ったことがない。B子どもは家に帰ってくるとまっすぐに自分の部屋に行く。C子どもが好きな歌手や芸能人を知らない。D過去一ヶ月、家族みんなで大笑いしたことがない。E過去一ヶ月、家族で一緒にテレビを見たことがない。H子どもは自分に口答えをしたことがない。I子どもを思い切り抱きしめたことがない。うちの子どもは大きくなってしまいましたが私はCとIは×かなあ。
能の働きで、側頭葉は記憶と衝動的判断をするところで、6歳から12歳ぐらいまで発達するそうです。そして、そこは自分にとって損か得かという判断をします。それに対して前頭葉は思春期から二十歳ぐらいまでかけてゆっくり成長していきます。ここでは、意欲と創造による人間らしい判断をしています。子どもが何か失敗した時、ただしかったままだと前頭葉の発達に結びつかないということです。社会の中でどうふるまっていくかは、側頭葉の働きにくわえて前頭葉の健全な発達に鍵があります。
講演の後に教育局から、長万部の渡P連の時と同じ携帯電話の利用に関わる注意喚起のメッセージがありました。私は子どもに携帯電話なんていらないと思っているのですが、与えることを考えている保護者においては、十分に十分に負の面についても、勉強し、いつ与えるとしても、お子様としっかり約束をした上で与えるという手順をお願いします。
最後のハートフルコミュニケーションでは、参加者達が円くなって座りフルーツバスケットで親しくなり、お互いの紹介などをして、親しくなりながら、コミュニケーションのあり方について体験的に学ぶことができました。