第208号 12月8日
やればできるじゃん
土曜日の朝です。これから市P連研究大会に行ってきます。いい話があったらまたご紹介しましょう。今朝、まだちょっと暗かったのですが5キロ走って来ました。以前は、走り終わった後、ハーハーで、何も考えられる状態ではなかったのですが、今は何ともなく、もう少し走れるかなっていうところです。
子どもたちにいろんなことを話す立場になって、自分にも約束を課しているところがあります。
今年を振り返って一番がんばったのはダイエット関係かな。ノンタンが天国に行って、毎日がつまらなくなった時に、新たな目標として始めたダイエット。10キロ軽くなって、走るのも歩くのも楽しくなりました。ずーっと76キロもあって、肥満気味だったけど、体具合が悪い訳じゃなく、たいしたやせようとも思いませんでした。でも、ご飯を少なめにして、走ったらできました。「やればできるじゃん。」自分にとっての自信になりました。歩数計をつけて「一日絶対一万歩は歩く」、「近くは車に乗らない。学校には歩いていく。」、「ひばりは休まない。」など勝手に自分できめたことですが、やっぱり「やればできるじゃん。」です。
子どもたちもがんばっています。10月から11月にかけて、チェック魔になり、子どもたちの百マスや漢字、日記などの提出状況を差し込み印刷で個別にお知らせしました。これがきっかけかどうかはわかりませんが、家庭学習の提出状況は、ぐっと増えて、毎日家に持ってきて、寝るまで○つけっていう毎日です。どんなことがあっても作文を休まない子も増えてきました。内容や表現力はともかくとして、毎日書くっていうことは、きっとつらいはずです。でも続けるとそれは必ず力になります。もう一つ日記で言えば、この子は楽しんで描いているなと感じる作品が増えてきています。とってもすてきなことだなあと思っています。
かさこじぞうの暗唱も今合格者は二人ですが、合格をねらって日々努力している子どもたちがたくさんいます。たかが「がまくん」「かさこじぞう」の暗記かもしれませんが、子どもたちが大きくなった時に、これらも、「やればできる」とつらい局面で投げ出さない一つのがんばる力になると信じています。
「やればできる」これを逆さにとると、「やらなければできない。」です。保護者の立場から子どもへのしつけとして言い換えるならば、「やらせなければできるようにならない。」です。
学校では、子どもたちに、可能な限り、勉強、生活、そして生き方を指導していますが、何せ25人が相手で行き届かない所も多々あろうと思います。
基本的な家庭生活での役割、家庭での勉強、ここのところよく指摘させていただいている体力作り、そして私が今とっても大切と考える家庭以外での地域社会で生きるコミュニケーション能力の育成など、親の願いによって、「これは絶対身につけさせる。」とし向けて行けば、子どもってできるもんだと思います。
「がまんすることを知らない。」「すぐに投げ出す。」「キレやすい。」などが最近の子どもたちの傾向としてよく耳にしますが、小さな事でも、必ず最後までやらせて、やり遂げた充実感を子どもたちに味わわせることが大切と思います。そして何かをやり遂げた時、まわりからうんとほめてあげること、これも自信を持たせることに大きく寄与することだと思います。
これから冬休み。だれにでも平等な25日間という時間。どうぞ、一つまた成長した冬休みになるよう、お子さんと相談して、「やればできるじゃん」を体験させていただければ幸いです。