第194号 11月20日
ひんやりとした朝の空気
札幌二日目、いつものように六時少し前に起きて、大通りを散歩してきました。大通りにラジオ体操に五十人ぐらい集まっていました。終わりかけに通ったのですが、みんな帰りながらペチャクチャおしゃべり。すっかり朝の顔なじみさんなんでしょうね。挨拶をしながらすれ違いました。
運よくというかジャンパーにレジ袋が一枚入っていたので、ゴミを拾いながら大通りを散策しました。それが、意外といったら札幌の方に失礼かもしれませんが、さほどゴミが落ちていないんですよ。ゴミ袋が満杯になったら近くのコンビニのゴミ箱を利用させていただき、また、空にして集めたのですが、小一時間で、二回捨てて、最後はホテルのゴミ箱で終わり。ほとんどが、たばこの吸い殻とおにぎりやガムの包み紙程度。これだけたくさんの人がいて、これしかゴミがでないのは、札幌人の公徳心が高いのか、私の前にもうだれか拾ったのか、人がいっぱいいるから人目を気にして捨てないのか。
一を見て十を知るという言葉があります。私は、今日の朝だけで、札幌の人って偉いなあと思いました。このように、たった一つのことで、その人を、その町を、その学校を見られてしまうってことが多々あります。よく見られることも、悪く見られることもありますが、どうせなら、よく見られた方がいいです。
心理学でホーソーン効果っていうのがあります。人によく見られているという暗示を受けると、「そうしなきゃならない。」っていう意識が働いて、その集団がとてもいい集団になっていくというものです。
子どもたちの普段のちょっとしたいい行いがほめられ、そのことが伝わり、今でもすてきですが、より心の通い合ったいい集団になればいいなあと思いました。
情報処理センター長の話から
開講式の中で、センター長さんは、「子どもが悪いことをしたら、すぐに職員間で、報告して共通理解をするが、いいことをしても、会議でなかなか報告することがない。子どもたちがいいことをしたら、先生方みんなに知らせて、みんなでほめてあげて、そしていいことの輪を広げていきたい。そんな情報伝達にITのテクノロジーが使えないか。」というように話が続いていきました。
なるほど、打ち合わせでは、「けがをした」、「けんかをした」という話は出ますが、いいことをして全体に報告するってことは、滅多にないのが現実です。といっても、「二年一組の子が書写ですごく丁寧に文字を書けました。」って朝会で言うのもなんかへんですね。
いいことをして、どんどんほめることは私が、学級でしましょう。そして、ひばりで、保護者の皆様にお伝えして、いいことの輪を広げていきましょう。
研修の方は、セキュリティーの話がありました。十年前の研修では、「パソコンをどんどん使いましょう。」だったのが今では、「便利な者は、両刃の剣であり、使い方によっては、重大な事件・事故に直結する。」ということを常に頭に持ちながら、ITを推進していくという内容です。
私も情報機器の最前線にいますが、ご家庭に置きましても、お子さんの携帯、パソコン、ゲームなどの扱いについては、危機意識を持ちながら、利用させていくことが大切ですね。