第184号 11月10日

 単P研でお料理を作りました。

 大野小学校単P研修会として、食育アドバイザー小高真実様を講師に迎え食育講座が開かれました。わがクラスからも何人かのお母様方、またお子さんが参加され、楽しい一時を過ごしました。
 会では、最初に食育に関わる講義が行われ、その後、班ごとに調理実習が行われました。
 まず、講義の概要です。
「食育」については、昨今の朝食抜き、家族が揃っての食事回数の減少、小児肥満なども諸問題から三年ほど前に法制されました。内容として
@選食力を養う〜小児肥満、食生活の改善、旬の食べ物など、選んで食べる力をつけるということです。
A食事作法〜「いただきます」、「ごちそう様」がいえるかどうか。いただきますには、作った人への感謝、命をもらっていることの感謝の気持ちがあること。家族揃っての食事が減っている事。箸の持ち方がきちんとできている子は小学校低学年で12%。コミュニケーションの場であること。食事のマナーを教える場であること。食事のしつけは8歳までが大切であることB地球の食を考える〜もったいないを考える。世界で食に不自由していない割合はたった8%で日本も含まれている。一日二万五千人が餓死でなくなっている。結婚式披露宴、レストランの残食、コンビニ弁当の廃棄など日本人は食べ物を捨てても抵抗がない民族であることを考えていかなければならない。ペットボトル、空き缶のゴミの量は世界一である。地元のものを地元で消費する「地産地消」を大切にし実践していく。
 食生活の問題点「こ食」について@孤食〜一人で食べる。好き嫌いが増える。A個食〜それぞれが好きな物を食べる。B固食〜決まった物しか食べない。C粉食〜めん、パン、お好み焼きなどが多い。D小食〜ちょっとしか食べない。E濃食〜濃い味
 子どもと一緒に食育を進めていくために、@家庭菜園を作る。野菜の名前、生長したら食べられること、育てることの喜び。A買い物に一緒にいく。B一緒に料理を作る。C盛りつけ配膳を一緒にする。D跡形付けを一緒にする。
 実習では、4つの班に分かれて、「卵としいたけのかきたま汁」、「豚肉のウスターソースソテー」、「エリンギとコーンのバターいため」、「白菜と柿のサラダ」を作りました。手慣れた手つきで包丁を握る子から、いつ手を切るかハラハラの子どもまで、楽しそうに料理に挑戦し、一緒に食事をして会を終えました。