第171号 10月27日

 身の回りのかけ算になるもの

 図をご覧下さい。おまんじゅうでもりんごでもいいのですが、全部でいくつあるかは、すぐ計算できますね。今までの、お皿に載っているとか、袋に入っているかとはちょっと違いますが、考え方はかけ算です。  子どもたちに「どうしてかけ算さ?」って尋ねました。最初の子は「4×5」と答えて、みんな「いいでーす。」と答えました。まだ、手をあげている子がいたので、聞いてみると、「5×4」って言いました。私は、ふしぎそうな顔をして、「どっちがホントなのさ?」って尋ねました。何人かの子どもたちの話をつないで、一つ分の数をどう考えるかの違いで、変ってくることを指導しました。  教科書のおめんや、絵、ボールの棚などの写真でかけ算の式を作りました。  あと、十五分位あったので、かけ算探しの校内の旅を子どもたちにさせました。隣の席の新しいパートナーと一緒に行動が約束。チャイムが鳴ったら戻るということで、二人が一組になって校内に散っていきました。 KくんとRさんは、階段の窓ガラスを見つけてメモしています。まだ九九は教えていないので、何×何かの式に表すことができればOKです。N君とTさんは家庭科室で写真のような鍋を見つけました。この授業のためじゃないかと思われるようにきれいに並べられて、準備室の棚の上に置いてありました。二人は、さっそくメモをしました。  かけ算の意味をじっくりと体験的に学習させ、かけ算九九に入っていきます。  どうぞ、ご家庭でもかけ算になるものを探させて、見つけたらほめてあげてください。