第168号 10月24日

 見てはいけないと言ったのに

 学習発表会が終わったら席替えをするという約束(学習発表会が終わった次の日とは言っていない)をしたので、昨日、子どもたちが帰ってから、頭を悩ませながら、プランを考えました。前回の時は、子どもの知恵(悪知恵)の方が勝っていて、隠しておいたのを朝のうちに見つけられて、感動と動揺の一瞬を味わわすことができませんでした。
 そこで、昨日のうちに、「朝来て、教室内を探し回ったりしないこと。」というおふれを出しておきました。
 今日は、見つからないように、いつもより小さな黒板にネームプレートを貼り、前回とは違う荷物棚のそれも一番上に置いておきました。
 朝、朝学習が始まる前に、教室に行って、朝のうちに出されたプリントのまるつけをして、一度職員室に戻って、もう一度百マス計算の用紙を配りに教室に戻ってみると、なんと、来ていた男子の数名が、椅子に上り、黒板をのぞきこんでいました。「こらー!」という声で子どもたちは飛び降りました。「見ちゃだめっていったでしょ。」とその子たちは朝からお目玉をもらいました。
 朝の会で、「この間、つるの恩返しを読んだっしょ。決して覗いてはいけないと言ったのに、覗いてしまったから幸せな生活がなくなってしまったでしょ。つるの恩返しも座席表も見たい気持ちはわかるけど、座席表はあとちょっと我慢すれば、わかるんだから、がまんしないと。」と言いました。見てしまった子から、一部前に並んだことのある人と同じになったという訴えもあったことから、「今日は中止。」の宣言を出しました。
 子どもたちの必死に座席を知ろうとする姿を見て、腹は立ちませんでしたし、気持ちは十分わかるなあと心の中で思っていました。フィンガー5(お父さん・お母さんたちの世代はもう知らないかなあ)の学園天国という歌にも、クラスで一番美人の隣になるかどうかということで、席替えは命がけであるというフレーズがあったのを思い出しました。
 今日、子どもたちが帰ってマイナーチェンジをして明日子どもたちに提示して、即席替えとします。
 子どもたちにとって、ドキドキハラハラですが、新しい座席で、学習の助け合いに、楽しい給食にと、交流の輪を広げてほしいと思います。

 子どもたちの作文から

 きょう、中休みにザリガニが死んだから、おはかを、つくって、うまました。かなしかったです。

 きのう、お兄ちゃんとお風呂に入りました。お風呂の中で遊びました。たたかいました。でも時間がなかったのであがりました。あがった時間は6時18分に上がりました。お風呂に入って気もちよかったです。

 きのう、少林じに行きました。しょうきゅうしけんのれんしゅうとうけみとをやりました。土曜日にしょうきゅうしけんがあるから、ごうかくできるようにしたいです。