第140号 9月24日

 百マス計算での成長

 先週いっぱいと今週月曜日まで、全校での百マス計算の取り組みが行われていました。一週間引き算が続きました。いつもとはちょっと違うプリントで、キャラクターがついていて、「うさぎさんも応援しているからね。」と子どもだましのことを言いながらがんばらせました。二年生は、算数の力はやはり計算力が物を言うという方針で、ほぼ通年でこの取り組みを続けております。今回の取り組み時は毎日、また、それ以外でも全てではありませんが、子どもたちのデータを記録しておりました。
 一年生の二月、三月の平均と二年生の六月、七月、八月の平均を比べてみました。所要時間が減った子、つまり計算が速くなった子が、たし算で17名、引き算で20名でした。(二学期より転入してきたH君を除く)やはり「継続が力」になっているようで、多くの子どもたちの計算力は向上していると言えそうです。その一方、成果が目には見えてこないというお子さんもいます。その要因を考えてみます。@家庭の指導によって数字を丁寧に書くようになった(私は「友達が見てもはっきりと読める程度の数字を書きなさい。」と指導しています。A速さの限界に達している。(もうこれ以上速くならないというところまできた)B日によってばらつきが非常に大きい。(このタイプの子は集中すると、また、継続するとまだまだ計算力はアップすると考えられます。C朝学習で担任がいないこともあり、まじめに取り組んでいない。(考えたくないけど可能性としてはありえそうです。)D時間の測定ミス(子どもが時間を読み上げて、それを子どもが記録しています)
 ということで、いろんな要因もあるということを含みながら、数値を受け取っていただければと思います。
 どんな場合でも「継続は力なり。」です。毎日学校と家庭で百問はつらいかもしれません。でも、こうやって毎日毎日やっていると必ず、振り返った時「力がついた」と思える時が来ます。成果がまだ現れないというお子さんも究極まで時間を短縮している子も、これからもがんばり続けてほしいなあと思っています。
 ここのところ、めきめき力をつけてきている子どもがいます。聞けば「お母さんがうるさく、『勉強しなさい』って勉強させている」とのこと。うるさくても、子どもがいやがっても、しっかり勉強させることが子どもにしっかりとした学力をつけることにもなります。引き続き各家庭のご協力をよろしくお願いします。