第137号 9月19日
先生方の講演会から
今日は、午後から北斗市の先生方全員が集まっての教育講演会が「かなでーる」でありました。演題は「賛嘆」〜ほめる〜ということで、講師はラッキーピエログループ代表の王一郎さんの話を一時間半に渡って聞きました。
ラッキーピエロは、道南に住んでいたら名前を聞いたことのないという方はいないでしょう。そして、ほとんどの方が一度は入ったことがあると思います。私も息子や娘とよく入ったことがあります。その概略をお話しましょう。
ラッキーピエロの経営理念は、一.地域化(その地域の実態に合ったメニュー、価格)二、固定化しない(それぞれの店の建物が全部異なる。)三、顧客化(お客様との一対一の関係をいかにたくさん作れるか)ということです。
地域への貢献としては、地産地食。つまりその土地でとれるいいものをその土地で食べるということです。お米は大野、卵は七飯、豚肉は大沼、牛肉はニセコという状況で、それも、生産者とは、取引だけではなく、心が通じた関係になることを心がけており、安全性や鮮度など見えない部分に心配りをしています。そして、ボランティア活動。湯の川の海岸、北斗市の海岸も率先して、清掃活動を行っています。蜂鳥の一滴(山火事で、蜂鳥が木の葉の一滴を火にかけて、無駄だと言われても、自分にできることを一生懸命やること)ではないですが、そのボランティアの輪が広がって、今は海岸が非常にきれいな状態です。私も桜並木のゴミ拾いをしているので、「そうだ、そうだ。大野の街の人が、できる人が家の周りのゴミ拾いをしたらもっともっときれいな街になるなあ。」と思いました。
それとポジティブ思考。つまりプラス思考ですよね。イタリアに出かけた旅人が、石切をしている人に出会った。「何をしているんですか。」石切りは、「おれは、学校も出ていない。だからこんな仕事しかない。三人の娘を食わせていかなければならない。学校も出してくれなかった親を恨む。」と愚痴をこぼしました。しばらく行くと、また石切職人がいて、同じように尋ねると、「私が切っているのは教会の床になるんだ。教養も何もない私だが、私の作ったものは三百年以上もずっと残ることになる。なんて幸せなんだろう。」と。同じ仕事をしていても、気持ちがこうも違うということです。
気持ちが前向きになっていると、笑顔も多くなり、人間関係も開けてくるものです。
働くということは、お金を稼ぐということですが、お金を稼ぐために働くのではなく、働いて、それが人の幸福に役だって、その結果として、報酬がもらえるっていう考え方を私も持っていますし、子どもたちにも、いいことをすること自体が強化になるように子どもたちをほめていきたいと思います。
授業が終わって、椅子に座って、ちょうど眠たくなる時間ですが、王さんんの、マイクがなくても小ホールのすみまで届きそうな迫力あるお話に、メモを取りながら、そしてうなずきながら、聞いていました。まだまだお話はたくさん聞いてきたのですが、今日はこのへんで。
市民マラソン出ませんか
10月13日(体育の日)市民マラソンがあります。場所は総合運動公園特設コースです。小学校二年生は10時10分からで、距離1qです。ふだん体育で走っているので、誰でも十分走れます。私は、妻と一般の部に出てみようと思います。素人が出てどうだろうと不安もありますが、参加することに意義かなっていうことで。学校でのとりまとめはしませんので、各自の申込みとなります。締め切りは、23日(火)です。申込書は、スポセンにたくさんありました。