第123号 9月1日
聞く力を育てる
国語で、宝物を知らせあおうという教材があり、子どもたちにもお互いに自分の好きなもの、得意なことを教えて会うという発表をさせました。
子どもたちは、二人一組(一部三人)になり、それぞれの宝物に対して、三つから五つの質問を考えさせました。
その中から二組を選んで再現してみます。
一組目、TさんとMさん
T「私は絵を描くのが得意です。」
M「絵は保育所の時から描いていましたか。」
T「描いていました。」
M「初めて、『絵が上手』って言われたのはどこですか。」
T「家です。」
M「どうして絵が上手いんですか。」
T「ものを良く見て描いているからです。」
M「なんで、絵を描いているんですか。」
T「描きたかったからです。」
M「どうもありがとうございました。」
M「私は、ピアノが得意です。」
T「何歳からピアノは習っていますか。」
M「六歳からです。」
T「ピアノは家でも上手ですか。
M「まあまあです。」
T「家にピアノはありますか。」
M「あります。」
T「ピアノは何曜日にやりますか。」
M「水曜日です。」
T「どうもありがとうございました。」
二組目、N君とH君
N「僕の宝物はグローブです。」
H「いつ、買ってもらったものですか。」
N「おにいちゃんの誕生日の時です。」
H「どこで買ってもらったんですか。」
N「アルペンです。」
H「どうして、大切にしているんですか。」
N「野球で一番使うものだからです。」
H「どうもありがとうございました。」
もうちょっと時間があれば、もう少しスムーズかなあとも思いましたが、全員がこうやって発表できたということで、合格といたしました。次は手紙を書かせる勉強に移ります。
漢字の勉強
毎朝20問ずつ朝学習で漢字をやっています。前日に練習用紙と解答用紙を配り、家で練習できるようになっています。漢字については、できる子(家できちんと毎日やってくる子)とできない子(その場勝負する子)の差が広がってきております。クラスの約束として朝学習で間違えた漢字は三回漢字学習帳で練習することになっています。毎日のように指導していますが、なかなか徹底しません。ご家庭におきましても、漢字練習はルーチンワークにしていただきたいこと、そして、間違ったのを直して、確認してあげることをお願いできればと思います。学習習慣の定着は低学年が大切なので、どうぞ、お子さんのためにもよろしくお願いします。