第112号 8月19日
並んでる
終業式には恒例の大掃除があります。雑巾の数が限られているので、今回は雑巾部隊と整理整頓部隊に分けて掃除をしてもらいました。雑巾部隊の一部は配膳室も兼務です。
全員で机を下げて、いつものように私が前半分をモップがけします。次に雑巾を持っている子が、床を拭きます。次に全員で机を全部前に出して、今度は後ろの床を拭きます。整理整頓の子は、図書や窓の棚、私の机の上などを整理してくれています。
さすが二年生で誰も遊んでいる子がいません。机の整理が終わるとだんだん仕事がなくなってきます。私は、廊下の牛の絵を一時下げたり、光のおくりものを取り外したりと、やってもらう仕事と、「手が空いてて○○やってくれる人」と声をかけて次々にやってもらいました。時間いっぱいかかって教室をきれいにしました。
全員が席について、いつものように「一生懸命がんばった人」と言ったら、ほぼ全員が立ちました。全員とはいなかなったので、一本締めはしませんでしたが、二学期こそは、自分で自分のことを一生懸命やったと評価できる子どもたちにしていきたいと思います。
さて、話は後日談になるのですが、夏休み一日目、たまっている算数ドリルのまるつけに入ろうとした時です。Sさん、Tさんと並んでいるんです。みると一番下はMさん。あいうえお順にならんでいました。こんな指示しなかったのですが、やった方がいいと思って並べ替えてくれたのですね。私はどの子がやったのかも覚えていませんが、今日は子どもたちがいない静かな学校で、ちょっとジーンと来ています。 「気がついたことは進んでやる」という教えが生きているようで、とってもうれしく思いました。