第111号 7月24日
思い出に残る夏休みを
いよいよ明日から25日間の夏休みになります。学級を経営させていただいている者として一学期75日間、子どもたちが大きな病気やけがをすることもなく、元気に通学できたことがまずもって、良かったなあと思うところが実感です。
子どもたち個々を見ても、語彙(ごい)が多くなり、その分、物事を考える力というものも確実についてきました。心優しく思いやりを持って、行動するという私の願いもだいぶ行動で示してくれるようになっています。その一方、成長の中には「ずるがしこさ」というのもあって、先生や大人が見ている見ていない、また、あの子にはやらなくてあの子にはやるという場面も出てきて、その都度指導をしてきました。これからも、学校内外で様々なことを引き起こしていくと思います。一つ一つの指導を大切に、この子たちが大きくなった時に、誤った判断や決断をしないように、正々堂々と胸を張って生きていけるようアドバイスをしていきたいと思います。
今学期も家庭との連携を大切に考えて、必要に応じて連絡を取ってきました。家庭訪問でお話したっきりという家庭はたぶん一軒もないと思います。これからも、必要と思えば連絡を取っていきますので、よろしくお願いします。また、各ご家庭や地域のことで、私の耳に入れておいたほうがいいかなあと思うことは、どうぞ、お知らせ下さい。夏休み中も、大野の公宅におり、原則的に日中は出勤しております。勉強のこと、生活のこと、また特に用事がなくても、気軽に顔を見せにいらして下さい。
さて、通知票を持ち帰って、まず中身をのぞく前に、「一学期、あまり休むこともなく元気に学校に通ったよね。それは、とってもえらかったよね。」とほめてあげて下さい。そして、一学期にがんばったおうちや学校での勉強、習い事、おうちでの仕事、地域でのボランティアなどいいところをほめてあげて下さい。一番大好きなお父さん、お母さんに認められるということが、お子さんにとって喜びややる気を生み、よいところがさらに登ることになると思います。その上で、夏休みにもうちょっとがんばったらいいところ、お子さんの能力に応じて取り組む発展的なこと、休み中も今までに引き続いてがんばっていくこと(日記、百マス、漢字など)を確認していただければと思います。あと、大切にしていただきたいのが、お兄ちゃん、お姉ちゃん、近くの○○ちゃんなどと比較しないことです。お子さん自身の四月と今、一年前と今を比べて、いいところ、がんばらなければならないことを伝えてあげて下さい。
最後になりますが、子どもの死亡事故の原因の第一位は突発的な事故です。交通事故、水の事故、十分に十分に安全には気をつけるよう家庭でのご指導よろしくおねがいします。
一回り体も心も大きくなって、八月十九日(火)に子どもたちと元気に再会できることを楽しみにしています。どうぞ有意義な夏休みを。