第89号 6月27日

 今日はたっぷり20分の昼休み

 昨日、調子いいと思ったら、今日も子どもたちの動きがいい。給食を配膳室に下げて戻ってきたら、だいたい片ついていました。「やれば、できるんでしょ。えらいなあ。」って言って、すぐに「ハイ、気をつけ。昼休み開始。」です。子どもたちもたっぷりの休み時間にニコニコ。私も気分爽快です。
 すぐに子どもたちはあっちこっちに散っていきました。
 私はまた、逆上がりの真剣勝負をしている子どもたちのところに。
 今日は、我がクラスの子も数人。隣のクラスの子も、そしておなじみさんの一年生も。(一年生は、ゆっくりできる昼休みって、火曜日と木曜日だけだから貴重ですね)。
 今日は、Mさんが、空中逆上がり合格しました。小さい体ですが、ぐるっと回ると、腕の力をぐっと入れて、体勢を整えて上がることができました。おめでとうございます。
 あと、逆上がりにきていたうちのクラスの子には、「あと200回位かなー。」などと言っていましたが、一回一回の練習がちょっぴりずつでも、成功につながっていくことを語って、励ましていきます。

間髪を入れずに動く

 放課後にももう一つ嬉しいことがありました。放課後に教室で、課題をやっていた子がいました。Rさん、K君、M君です。
 中庭でIさんが草刈りをしていて、トマトの鉢がじゃまになっているのに私が気づきました。課題に取り組んでいる途中ではありましたが、「あんたたち、ちょっとお手伝い。ついておいで。」間髪を入れず、さっと動いてくれました。
 中庭に出て、学級のトマトの苗を全部少しずつ動かしました。私は、「次はあっち。」って言って、二組のも一緒に動かしました。「最後にあっち。」と一年生の朝顔も動かしました。
 自分の学年だけではなく、他のもやったことに対して、いやな顔を全く見せず、気持ちよくせっせとやってくれた子どもたちに、「ありがとうね、先生本当にたすかったわ。」って言ってほめてあげました。
 殺伐とした社会では、金になるかならないか、自分にとって得か損かだけで動く風潮も感じられます。
 でも働くっていうのは、損得勘定ではなく、他の人の喜びになるか、地域や町のためになるかという観点で考えられる子になってほしいなあと思います。
 私もせっかく大野小学校に勤めさせていただいたので、子どものためになるか、学校のためになるかということをいつも考えてがんばっているつもりであります。
 子どもたちの今日のすてきな動きを見て、そんなことを思いました。
 子どもたちには、うんと心を鍛えて、優しくて、ここぞというところで、力を発揮できる子になってほしいと願っています。