第88号 6月26日

 子どもたちの好き嫌い度は

道徳の時間にバケルノ小学校ヒュードロ組という番組を見ました。今日の内容は次の通りです。
楽しい給食(きゅうしょく)の時間です。みんなで「いただきまーす!」。ところが、食べようとしたノビローは、思わず叫んでしまいました。大嫌いなピーマンが、ごろんと入っていたのです。緑のものは何でも好きな三太は、おいしそうにピーマンを食べています。そこでノビローは、ピーマンを三太にあげることにしました。するとミーコとびゃっこがそれに気づいてオキク先生に言いつけたので、ノビローは、「好き嫌いはいけません!」と叱られてしまいます。
 子どもたちにとっては、身近な話題でもあり、じーっとテレビを見ていました。
 見終わって、「あなたたち嫌いな食べ物って何?」って聞いてみました。多かったのが、ネギ、白菜、野菜サラダ、アスパラ、大根、ブルーベリー、きのこ、グリンピース、あんこ、たけのこなどが結構手をあげた子が多かったです。魚系、肉系(肉の脂身が少しいました)は嫌いだという人数はさほどいませんでした。
 その後、黒板に書かれた嫌いな物リストにいくつ手をあげたか調べてみました。好き嫌い全くなかったのは、R君、あとTさん、Mさん、Rさん、K君、Mさん、R君と続きました。
 子どもたちに話を聞いてみると、お父さん・お母さんも食べないから嫌いというんじゃなくて、おうちで出ても食べないというパタンが大多数のようです。
 おうちでも手を変え品を変え、お子さんの好き嫌いに対策をされていることと思います。
 以前に私が聞いたラジオの人生相談で、我が子が学校で、執拗に担任の先生から給食を残さないように指導され、メニューを見て学校へ行きたがらないからどうしていいのか困っているという相談が放送されているのを聞いたことがあります。
 私の子どもの時はそういうところがあったなあと思いながらも、回答した先生は、「今は豊食の時代だから、嫌いな物があっても、他の物でだいたい栄養素は採ることができるから、そこまで食べさせる指導はしないように学校にお願いしてみたらどうでしょう。」という内容でした。
 私は前にもお話していますように、無理して、完食させる指導はしていません。そして、嫌いな物も一口は食べるようには指導しています。でも、実態としては、どうしても食べられない子もけっこういます。
 食べ物への感謝、そして、「いただきます」は、ちょっとこわいけど、「命をいただきます。」でもあります。そんな観点からも、食べ物を大切にする、もったいないという気持ちを持つ、そして出された物はできるだけきちんと食べるという習慣を身につけさせるよう指導を続けていきます。

 全員掃除

 最近、口うるさく言っているのが少しは功を奏したのか、今日は余裕を持って掃除を終えることができました。毎週水曜日は、放課後に職員会議があるため、昼掃除になります。
 今日は、子どもたちの机をあげるタイミングも私のモップの動きにぴったり合っていましたし、机をあげ終わった子どもたちは、黒板消し、本の整理、床や机ふきとそれぞれ自分で仕事を見つけ、七分ぐらいで教室の掃除を終えました。
 水曜日の昼休みは外に遊びに行かないことになっているので、教室にいましたが、のんびり絵を描いたり、折り紙をしたりして、「掃除早くやるとこうやって休み時間たくさんとれるから、いいっしょ。」って子どもたちに言ったら、「そうだね。」っていう表情をしていました。
 これも三歩進んで二歩下がるっていうところもありますが、これからも叱って、ほめて、子どもたちに指導していきたいと思います。