第67号 6月2日
「できないこと」と「やらないこと」
久しぶりに全員が揃っての一週間の始まりです。
今日は朝から練習です。私は今日も寒いと思って、「先生は五枚も着てきたんだよー。」って自慢したら、さすがに五枚着ている子はいなくて、外に出たら少し汗をかきました。何事程度ものです。
さて、今日は月曜日。月曜日と言えば「子どもがいつもより落ち着かない。」という予感があります。それに加えて、グラウンドは、多少ぬかるんでいるという条件での練習です。今日は、一時間目にリズム、二時間目に全体練習(開会式、応援)と二時間続きの練習がありました。話の聞き方も、入場行進の手の振り方も私としては満足できませんでした。正確に言うならば、満足できない子どもたちが何人かいました。
中休みにやった低学年リレーの練習はさすが、選手だけあって、集まり方も入場のしかたも、3年生のリーダーがよく動き、1、2年生もきびきびと動いて、私も大きな声を出さなくてもきちんとしていました。子どのたちにも「みんなから選ばれた代表」という思いがあるのでしょうね。
さて、三時間目。朝の会も何もやらないで外に出たので、ひばりやプリントなど配り物をして、私は、黒板に大きく書きました。「できないこと」、「やらないこと」。私は、「運動会で、あなたたちに何度も注意したけど、あなたたちはできないのかい?、それともやらないのかい?」と尋ねました。「???」っていう顔をしている子が多いので、「この二つどこが違うのさ?」って尋ねました。子どもたちの何人かが答えてくれ、「できないこと」は「(やろうとしても)できないこと。」、「やらないこと」は「(やればできるのに)やらないこと」というようにみんなで分かり合いました。そして、「どっち、悪いのさ?」ってきいたら、「やらない」方が悪いということもわかりました。
私に注意された子たちに、「あんたたちは、どっちさ?」と聞いたら、両方に分かれました。
「できない。」と答えた子は、並び方がよくわからなかった。グラウンドがぬかるんできなかった。などと答えました。私は、「わかんなかったら先生に言いなさい。わからないことをきちんと教えるのが先生の仕事なんだからね。」と指導しました。
「やらなかった。」と答えた子は、ふざけていた。話を聞いていなかったなど、自分の行動に問題があったことを反省させました。みんな「今度から、がんばる」という言葉を言ってくれたので、明日の総練習は期待していきたいと思います。
私も、毎日いろんな仕事をする中で、やればいいのにしないで終わってしまう仕事もあります。できないのかやらないのか、自分に問うてみたいと思います。
子どもたちにポンポン渡しました。ポンポン裂きにご協力いただいたご家庭の皆様、ありがとうございました。また、声はかけてもらったのですが、もう分担してしまい、お仕事が当たらなかった家庭の皆様もお気持ちありがとうございました。