第64号 5月29日

 トマトを植えました。

 火曜日のことでしたが、生活科でトマトを植えました。火曜日の朝には全員の鉢が揃いました。保護者の皆様のご協力ありがとうございます。
 ちょっと肌寒い日でしたが、苗が前の週に届いており、植えなければならない時期でもあり、また、運動会の練習で立て込んでいたので、「やれる時にやっちゃおう。」ということで、お休みの子もいましたが、作業をしました。
 まず、子どもたちに何をやるかを説明しました。最初に、小石を少し入れて、そこに土を入れて、苗を植える。そんな内容です。入れる小石の量も、子どもたちに見せました。それでも、ほとんどの子が、「これでいいですか。」って聞いてきました。やっぱり先生の「オーケーだよ。」っていう一言がほしいんでしょうね。
 あとは、スコップで肥料を混ぜた土を子どもたちの鉢に入れてあげました。「さあて、次は苗をだすかー。」と思ったら、向こうでもうせっせと、ポットを外して、苗を植えていました。そこまでは指示していなかったのですが、やるべきことをやっていたので、「まっ、いっか。」ってことで、「ちゃんと取ったポットは持っておいでよー。」って声をかけて、鉢は置き場所においておきました。
 休んでいる子の分は、ボランティアでじゃんけんで買った子が、二人分を植えてくれました。こういうパッと気が利く子が動いてくれるのは、最近とても気持ちよく思っています。
 動物でも草花でも、自分が世話をする物には、愛情が芽生えてきます。私も時々は気にかけていきますが、子どもたちもそれぞれ自分のトマトを大切にして、たくさんの実をつけることを楽しみにしていきたいですね。
 前勤めていた七飯の学校で、学級の畑でトマトを大切に育てていた子がいました。夏になってトマトが実りました。でも、その子はトマトが大っ嫌いだったんですね。私が、「取れたてはうまいぞー。」って言って、その子はおそるおそる口にしました。そしたら、「トマトっておいしいね。」ってニコッとしてくれました。
 子どもたちは今年、トマトとどんな思い出が作れるでしょうか。楽しみに育てていきたいと思います。
尚、苗代学級費より出す予定です。