第54号 5月20日
子どもたちの作文から
きょう、みつばをとりました。だめのやつといいやつをわけました。わたしとおかあさんでやってたけど、おかあさんはおでかけにいっちゃってわたしが一人でわけました。
でも、わたしもぜんぶはできませんでした。そののこりをおかあさんがやってくれました。よかったです。
またやってっていわれたら、にげようとおもっています。
最後の二行を読むまでは普通に読んでいました。そして、最後を読んで私は笑い転げました。普通だったら、「もうやりたくないとおもいました。」なんですが、この「逃げよう」という言葉が、計算しつくされているんではないかという位この作文を生き生きとしたものにしています。Tさんのお母さんがいなくなって一人でやっている気持ち、お母さんが残りをやってくれた気持ちなどすべてがこの一言で感じ取れます。しかしながら、「逃げよう」と書いてありながら、「二度としない」という「いやさ加減」が全く感じられないところも、すてきなところです。
作文用紙の一番上には、「いい文を書こうと思わないで、思ったことをそのままつづってみよう。」と書いてあります。私は、子どもたちの本音が垣間見えるような作文が書けるように指導を続けていきたいと思います。とにかく書かないと技能は育っていきません。ご家庭での励ましもよろしくお願いします。
運動会の練習が始まっています
四月からラジオ体操はやってきましたが、そろそろ本格的に運動会に向けての取り組みを始めていきます。二年生は、遊技(一年生と合同)、団体種目が綱引き、個人種目が徒競走と運命走(びっくりドン〜後日説明)、そして選手はリレーが加わります。追って紹介します。
私は、子どもたちを前にして、「運動会では二つのことをがんばりなさい。」って言いました。一つは、「自分の力を出し切ること。」もう一つは、「みんなと行動をそろえること。」です。二つめの方が難しいと思います。
先週の外での体育で、外周を二周しました。二周にもかかわらず、歩いた子が数人いました。全員戻ってきて、歩いた子を立たせました。特別な理由がないか聞いて(私はステップとして、叱る場合、必ず子どもが釈明する機会は作ります)、集団行動の大切さ、自分の力をきちんと出すことを指導しました。その中にリレーの選手もいましたので、学年の代表であるという自覚をいつの時にでも持つよう指導し、歩いた子はもう一周きちんと走らせました。
今日の練習もやっぱり月曜日とあって、しまりがありませんでした。今日も結構厳しく指導しました。並び方、立ち方、座り方に、おしゃべりが伴っていないか、動きが素早いかなどほめて、叱ってというところです。
運動会の日、「さすが二年生になったね。去年とはずいぶん違うなあ。」という評価がいただけますよう、指導をしていきたいと思います。