第48号 5月14日
やる時はやります。
今日は、一年生を迎える会でした。「この日のために」というほどの練習時間もとれませんでしたが、三回の練習で発表に臨みました。二年生の発表は、おめでとうの挨拶、「あの青い空のように」の歌、そして、昨年作った紙粘土のプレゼントです。
私が子どもたちに話したことはいつものようなことですが、「練習は、本番のように。本番は練習のように。」すっかり私の決め言葉になってしまいました。今日は緊張するだろうから、楽にやるんだよっていうことです。
それと、今日は本番一回のみ。うまくいっても失敗しても、もうやることはありません。であれば、その一回は成功させなければならない。ということで、自分の力を最大限発揮すること。
そして、最後にけじめをつけること。「見ている時間も長いから、最初から最後までずっと、きちんとしてなさいなんて言いません。面白かったら笑って、良かったらおおいに拍手をして下さい。お話をきちんと聞かなければならない時は、きちんと安坐をするんですよ。きちんとする時と、ちょっと気持ちを楽にする時の切り替えをきちんと頼みますね。」
そんな指導をして子どもたちを廊下に並べました。
他の学年の発表もとても趣向が凝らされていました。笑いの場面もたくさんありました。合奏の拍手に大きく拍手する場面もありました。
いよいよ二年生の発表です。私は指導者としても励ましは全て終わっています。あとは子どもたちのがんばりを心の中で応援するばかりです。ビデオカメラとデジカメを持両手に持って子どもたちの様子を見ていました。不思議とドキドキもせず、楽な気分でした。指導に自信があったなどというと傲慢かもしれませんが、子どもたちは、自分の力を出し切る演技や歌を必ずしてくれるという確信があったんです。私は、子どもたちのセリフも歌も良かったとほめてあげたのですが、ギャラリーからご覧になった皆さんいかがでしたでしょうか。
教室に戻って、一言感想を話してもらいました。楽しかった。緊張したなどありましたが、みんな、自分たちの発表には満足できたようでした。
力を出し切った時に、満足があり、喜びがある。力を出し切った時に、それが成功体験となり、次の時困難があってもやりきる自信となります。ひと前で発表することの難しさと、達成感、子どもたちは、また一つ成長することができたと思います。