第45号 5月11日
逆上がり
きょう、学校でてつぼうをやりました。あと、先生が、「すこしずつできる。」といってくれました。わたしはそれを聞いて、「がんばるぞ」とおもいました。わたしは、ママに「できた」ってゆいたいです。ママがそれでよろこんでくれたらうれしいなあとおもいます。がんばりたいです。
冒頭の作文は、Aさんのです。春になって、女の子が多いのですが、休み時間に必ずと言っていいほど、鉄棒の練習をしている子どもたちがいます。
二年生に混じって、一年生も必ず何人か来ますし、時には大きな学年の子も来ます。鉄棒の低いところは、いつも逆上がり練習集団でいっぱいです。
ブランコ集団から「佐々木先生、ブランコ押してー」って時折声がかかりますが、最近は、「自分でこげー」って言って、鉄棒指導に集中しています。
昨日はいつも一緒に練習をしている隣のクラスのAさんが、くるりと一回回れました。本人も嬉しいっていうよりびっくりした顔をしていました。一度コツを掴むと、水を得た魚っていうんでしょうか、今日は、すいすい回ることができて、一緒に喜び合いました。
子どもたちは「先生、あとどれくらいでできるようになる?」、「そうだねえ、あと200回ぐらい練習したらできるなあ。」なんて答えています。足の上がり方、腕の引き方で、まだまだか、あともう少しかは見ていてわかります。
一年生の時もこの逆上がりについては何回も書きましたが、「逆上がりができる。」っていうのは、体育的にも、根性を培うっていう意味でも、とてもすばらしい取り組みだと思います。どんなことに対しても、「やればできる。」「努力は嘘をつかない。」っていうことを証明することを子どもたちは自分自身で感じ取ることができるようになります。
「私もできるようになったんだから、あんたもがんばんな。」っていうような逆上がりの輪が広がってくればいいなあと思っています。