第18号 4月17日
ラジオ体操
今日、二組と相談して、突然ですが、合同で体育をすることになりました。学年の始めとして、その心構えと、ラジオ体操をしました。今日は、私のしきりということで、子どもたちを集めて、「何のために体育をやるのさ。」っていう話から始めました。
子どもたちからは、「元気になる」とか「運動して楽しむ」とかはすぐ出ました。私がここで子どもたちにおさえさせておきたいことは、「集団で、きちんとした態度を取ることができるということです。」子どもたちには、「家に帰ったら、家族がいるでしょ。好き勝手やったら、うまくいかないでしょ。野球とか、サッカーとかのチームもバラバラだったら勝てないでしょ。学校もおんなじ、みんなが集まってるんだから、気持ちを一つにして、取り組むとうまくいくし、それを訓練するのも体育なんだよ。」というお話をしました。
個性を大切に、個人の自由を尊重などの風潮も手伝って、昔の軍隊的な動きはなくなりましたが、その後に残されたものは、個人の権利意識であり、それが過剰になると、相手の責任追及となってしまう傾向さえ感じます。
運動会のリズムに合わせた行進、きびきびとした競技での動き、チームが力を結集して、勝負に臨む姿などは、競技をする方はもちろんですが、観ている方々にも感動を与えることになります。そして、一つの感動が心を育てます。
そんな願いを子どもたちにわかりやすく語りながら、五周のランニングをしました。ルールは三周までは、追い越し禁止できちんと並んで走ること、四周、五周は、自分のペースで走っていいことにしました。
子どもたちはわかってくれました。一組の後に二組が続いて、長い列になりましたが、きちんと並んで三周走ることができました。五周走ると結構、子どもたちの息もハーハーなので、少し自由に休ませて、その後列を整えてから、子どもたちをほめてあげました。この二年生は、何をやっても、「きちんとやろうという気持ちがストンと心に落ちている時はきちんとやれる子どもたちです。
その後、ラジオ体操をやりました。やっぱり揃える美しさ、一生懸命やる美しさについて語りました。でも、体操自体を結構忘れていました。一つ一つ丁寧にやり方を教えながら、計3回やって授業を終えました。子どもたちもけっこう体が温まったようです。ラジオ体操って結構まじめにやるといい運動になるものです。子どもたちがやりたがっていたリレーは今度にお預けにしました。