第15号 4月15日
詩のリズム
おてだまうた
ひとりで さびし。
ふたりで まいりましょう。
みわたす かぎり
よめなに たんぽぽ。
いもとの すきな
むらさき すみれ。
なのはな さいた。
やさしい ちょうしょ。
ここのつ こめや。
とおまで まねく。
今日はこの詩について、勉強しました。まず、この詩に出てくるわからない言葉を確認して、習得していきました。「まいりましょう。」、「まねく。」などもちょっと難しい言葉になります。その後、この詩にもある秘密について勉強しました。何でしょうか。子どもたちに問うてみました。一つはすぐでました。数え歌になっています。一から十までの数が出てきます。もう一つは何でしょう。この間のつくしの歌でリズムについては勉強しているので、その辺の意見が出てきます。そのうちに上の方が四文字だということに気づきました。「ひ・と・り・で」、「む・ら・さ・き」全部四文字です。私は「よく気がついたね。じゃあ、下の方はどう?」ってつづけました。子どもたちからは、いくつかが三文字であると出ました。「さびし」、「かぎり」、「すきな」、「すみれ」、「さいた」、「こめや」、「まねく」。「じゃあ、その他は、どうなの?」とちょっと意地悪く続けました。一生懸命考えている様子はよくわかりますが、子どもたちは手詰まりです。
そこで私がした方法は、手拍子です。手拍子をたたきながら、詩を読みます。
「ふたりで…」以外のところは手拍子があいました。子どもたちには手拍子をしたところに○をつけてもらいました。
○ひと○りで ○さび○し
っていう具合です。
「たんぽぽ」と「ちょうちょ」について、確認しました。「○たんぽぽ」または「たんぽ○ぽ」、「ちょうちょ」。このへんまでやって子どもたちもだいぶ、この詩の魅力がわかってきました。
でも子どもたちにとって、どうしてもすっきりしないのが、「まいりましょう。」です。この詩の流れでいけば、ここも二拍でいかなくてはなりません。
授業はここまでで、この「まいりましょう。」をどうやって読むかを宿題としました。相談を受けた保護者の方も多いのではいでしょうか。授業で答をだしていきますね。
言葉のリズム、韻、繰り返しなどで言葉が輝き出します。古(いにしえ)からの日本語の美しさもそんなところにあるんだろうと思います。
さて、保護者のみなさんにちょっとした課題。
六つの村の子 集い来て
おおひの杜の 学びやに
睦みてつねに へだてなく
修めて深き 民の道
ちゃーんと、リズムになっていますね。お子さんとのコミュニケーションにいい話題ではないでしょうか。
時計の読み方の練習
算数で時計の勉強をしています。3時など毎正時。そして30分。そして今日から、何十何分までいきました。
時計は当たり前のように読む子と、ちょっと苦労している子がいます。ご家庭でも「今何時?」って時計の読み方を励ましていただければ幸いです。