第13号 4月13日

 詩の秘密

 国語の教科書に
「つくしだれの子 すぎなの子
 つくしのぼうはや 目が覚めた」
という詩があります。今日の課題は、リズムを味わうということで、この詩の秘密について勉強しました。初めての概念なので、なかなか出ませんでしたが、この詩は七五調になっています。手拍子を打ちながら声に出して言うとよくわかります。リズムを勉強するために、この詩に子どもたちに詩をつけ加えてもらいました。子どもたちにとっては、とても難しい概念です。丁寧に指導はしましたが、うーんと悩んでしまった子も少なくなかったです。少し机間を回りながら、アドバイスをして回りました。
 授業の最後の方に、子どもたちの作品を発表してもらいました。
「さくらふんわり いいきもち
 きらきらたいよう いいきも(M)
「春はやっぱり いいきもち」(S)
「つくしのおやこの めがでたよ。(R)
「春がきれいだ みんないる」(T)
「まわりの草も 目がさめた」(S)
「わたしといっしょに あそびましょ」(R)
「つくしのおやこも 目がさめた」(M)
「風がスースー いいきもち
 春がポカポカ いいきもち」(W)
「ぼくはつくしだ 元気だよ。
 きょうは雨だよ いいきもち」(K)
「人にさわられ いい気持ち」(R)
「春のお花も 目がさめた」(S)
「ちかくのくまに こんにちは」(M)
「かわいい花も 眼がさめた
 青いお空も きれいだな
 友だちいっぱい ふえたかな
 お日さまガンガン ひかってる。
よるになったよ まっくらだ」(M)
「ことりがちかづき こんにちは
 つくしもおなじく こんにちは」(M)
「きれいなメロディー いいきもち」(M)
 子どもたちの作品で、すごいなあと負ったのは、「目がさめた」などと言葉の繰り返しが上手に使われていること。また本人は気付いていないでしょうが、Mさんの「きれいだな、ふえたかな」など韻を踏んでいること。そしてみんなの前でほめてあげたのは、Wくんの「いい気持ち」が繰り返されていることと、「スースーとポカポカ」が同列に実に効果的に配置されていることです。
最後に2行ですが、この詩を全員に暗唱させて、終わりました。