第7号 4月9日
二年生の勉強でつける力
一年生を持ったのは17年ぶりぐらいで3回目だったのですが、2年生は20年ぶりで2回めで、これまた本当に久しぶりということで、「少し勉強しなくちゃ。」ということで、2年生で子どもたちが学習することについて、ちょっと勉強しました。
国語〜「話すこと」では話す順序が重視され、どんな順序で話せば相手にわかりやすく伝わるかを学びます。「聞くこと」では、うなずきながら聞く、わからないことはすぐに質問することなどを学びます。「書くこと」では、目的に応じた書き方を学びます。順序も整えることが求められます。漢字は、一年生の2倍の160字を学びます。「読むこと」では、一語一語はっきりした発音で読むことや、拾い読みではなく、一まとまりの語や文として意味が通じるように読むことを学習します。読み取りでは、文のあらすじをつかむことが重視されます。読書では「自分の読みたい本を探して読む」という勉強をしていきます。国語は年間280時間になり、週あたり8時間と一番授業時間が多い教科です。
算数〜千までの数の概念について学習します。二桁+二桁=三桁のたし算、三桁―二桁=二桁の引き算の筆算の学習をします。また、単に計算するだけではなく、どうしてそういう計算になるのかという問題文の読み取りも大切にされます。かけ算九九を学習します。長さの単位、ミリ、センチ、メートルを学習し、ものさしや巻尺などで測定する学習をします。何時何分という時刻の表わし方を学習します。色板やひごなどを用いて、ものの形を合成・分解して、平面図形(三角形、四角形)について学習します。簡単な事柄を分類整理して、数を用いて表したり、表やグラフに表したりする勉強をします。算数は年間155時間で週あたり4時間から5時間となります。
私は一年間この子たちを受け持って、子どもの才能っていうのは磨けば磨くだけ輝くということを目の当たりにしました。したがって、この時期に鍛えておきたいことは徹底して、繰り返し指導し、しっかり定着させ、知恵として使えるように指導していきます。ですから、家庭における学習も、今まで「やれたらやっておいで」から、「必ずやってくるもの」としてポイントをしぼりながら、子どもたちに課していくつもりです。子どもが家で勉強しないのは、もったいなすぎます。百ますについては、少し間隔を置きながら、能力の維持に努めつつ、本に触れる時間、文を書くことに力を入れていきたいと思います。
子どもにとっても、保護者にとっても、私にとっても厳しい一年にしていきますが、子どもたちの将来を見据え、しっかりした「学力」をつけていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。