第255号 3月14日

 聞く力で読みの力を高める

 今日の国語では、「聞いてもらう」要素を多くするために、二人一組で向かい合って、それぞれ一ページずつ読んでもらいました。私は、子どもたちに「聞いている人は、読んでいる人を見て、『うんうん』とうなずきながら聞いてあげなさい。読む人は、教科書から時々目を離して、相手を見て、語りかけるように読みなさい。」と指示をしました。
 子どもたちは、昨日歌で作った組み合わせで、椅子を持ちより、読みきかせタイム開始です。
 少ない子でも十回は越えていますので、つっかかるつっかからないというレベルは多くの子がクリアして、いかに強弱をつけるか、せりふに感情を込めるかが、ポイントになってきます。子どもたちのグループを回りながら、ほめてあげました。
 後半は、見ないでどこまでがんばれるかの発表をしました。昨日のK君の刺激を受けた子もいて、「ハイ」って手をあげる声にも、響きがあります。
 東京研修で、分科会で質問者が「先生は、どんな順で子どもに当てますか。」と聞かれた時、百万回生きたねこを指導した先生は、うーんと悩んで答えた言葉が「目力(めじから)」です。子どもたちと授業をしていると、「私にどうか当てて。」っていう力が私に届くのです。確かに目力というのは教師をやっていて、存在するのがわかります。
 今日は手を挙げている子の目力がどの子もとっても強いのです。私は、時間の限り当てていきました。まだ、全部というわけにはいかず、ちょっとヒントをつぶやいたりしましたが、だいたい二ページ、中には三ページまで覚えた子もいました。なかなか全ページは難しいですが、もしかしてクリアできた子が一人でもいれば、小学校一年生の大きな勲章だと思います。
 シールを寄贈いただいたご家庭には感謝申し上げます。

 子どもたちの作文から

きょう、学校で百ますで3分50秒でとてもうれしかったです。まいにち百ますをやってるからだとおもいます。
 ずっとまえとかは、9分10秒か10分だったり、おそいけど、百マスをいっぱいやって早くなりました。うれしかったです。
 おかあさんもびっくりしていました。よろこんでもらいました。
 きょうのよるは、ひきざんとたしざんとさくぶん、かん字をやりました。