第243号 3月4日
街頭指導で思うこと
毎月、一日と十五日は教職員による登校時の街頭指導があります。私は着き始めの担当で、スポセンのところの横断歩道のところに立ちます。いくつか気になることがあります。皆さんどう思いますか。
「歩行者が横断歩道にいたら、皆さんは止まってあげていますか。」ということです。法令では、横断歩道に人がいないことが明らかである場合を除き、その手前で停止できる速度で進まなければならないということになっています。子どもたちの様子を見ていると、はるかかなたに車が見えていても、それをやり過ごしてから渡っています。安全で正しいのですが、子どもたちの頭の中に、「横断歩道で車は止まってくれない。」ということがインプットされるのが怖いです。どうぞ、ご家庭では、横断歩道に渡ろうという人がいたとき、止まってあげて、渡る人とドライバーがお互いニコッと会釈できる、そんな光景を子どもに見せてあげたいですね。
「短い区間でもお子さんにシートベルトをさせていますか。」けっこう、していないと思われるのを見かけました。近々、後部座席もシートベルトが義務化という話も聞いています。シートベルトは、自分を、自分の子どもを万が一の時に守るためのものです。万が一は、ほとんどないですが、一万回に一回はあるということです。「車に乗ったら、全員がシートベルト。」徹底させたいですね。
「速度を守っていますか。」本郷橋は指定速度が40キロです。子どもを乗せた車はいませんでしたが、明らかに速い車を数台見かけました。「プラス10キロまでは、つかまらないからいい。」という考えはありませんでしょうか。特に子どもは未来のドライバー。交通事故の多くはスピードの超過によるものであることを教えましょう。私はスピードは出さない方ですが、なかなか難しいですね。
交通のことを書きましたが、あとそれ以外で一つ。ピロティー(スポセンから学校に降りる階段のところの、雨が当たらないところ)の近くにお菓子の包み紙がありました。指導に出かける時、「誰かが拾ってくれるかな。」と思って、街頭指導をして戻ってくると、やっぱりその場にありました。私はゴミ箱に捨てました。
一年一組のルールは「いいと思ったことは、言われなくてもする。」というのがありますが、現実教室の外ではなかなか難しいものだなあと思いました。私ももうちょっと雪解けが進んだら朝のゴミ拾いを再開したいと思いますが、おうちでもたまに、お子さんと一緒に、チョボラ(ちょっとしたボランティア)でゴミ拾いなどはいかがでしょうか。道路や空き地にゴミが多いのは、すごくやだなあと感じます。みんなできれいにしましょう。そして、進んで地域をきれいにするような子どもたちを育てていきましょう。
あいさつ。私は、学校の中でも外でもスーパーでも、子どもたちに会えば挨拶をするようにしています。今日の街頭指導では、どの学年も元気に挨拶ができていました。これは、大野小学校として合格です。ご家庭でも知っている子でも、知らない子でも、時には、「知らない人には無視」という教えで、知らん振りされることもあると思いますが、どんどん挨拶をしていって、挨拶の種をまいて、大きな花をさかせていきましょう。大野小学校は、そんな大きな花を咲かせることができそうです。