第223号 第2月14日

 研修一日目

 昨日は通信を書いて結局寝たのは12時を回ってしまいました。いつも9時頃寝る私にとっては信じられない時刻なのですが、ぐっすり眠れて6時には起きました。ここ(お茶の水)から目的地までは、地下鉄線で数駅、すぐです。8時から受付ということですが、ものすごく混むということで、は早めにでて7時半に着きました。この研究会は想像を超えていました。
ご覧のように既に長蛇の列でした。小学生はご覧のように制服、制帽です。受付で、人の波に押されながら講堂に向かいました。一年生の授業も見たかったのですが、今日はいつも私が「国語は考える力」と言っていながら、今一歩指導に自信のない国語を勉強しました。
 六年生の「書評を書こう」、三年生の「百万回生きたねこ」の二本の授業を見ました。二千人位の先生方が講堂に集まり、トイレにも行けない位の混雑の中、昔のドリフターズのコントのように、子どもたちも先生もステージの上で、マイクを使って授業をしました。
 「日本一頭の良い小学生」と周りの囁きが聞こえる子どもたちでしたが、その囁きを実証づけるように、自分の読みを次々に発言していました。
 六年生の授業では、ショートショートの小説の構成を読み取っていくのですが、私もなるほどと思うような読み取りが次々と登場しました。文学教材を自分で読み取っていき、その小説を評価するまでの力をつけるのがゴールということです。
 三年生の授業では、「百万回も生き返ったねこが、白いねこにであって二度と生き返らなかったのはなぜか」というのがテーマでした。子どもたちは隣同士で徹底的に対話をして、全体発表ではマイクを持って二千人の前で堂々と発表していました。
 自分で考える、ノートに書いて考えさせるなどはしていましたが、二人で、またグループで自分の考えを発表し合うことをなるほどなあと思いました。「しゃべりたい」の裏は「きちんと聞く」ということでもあるので、指導場面を考えながら、自分の技能にしていきたいなあと思います。
 その他にも、たくさんの指導方法、国語に対する考え方を勉強することができました。本やインターネットで知るというのも一つの方法ですが、実際に本物を自分の目で見るっていうことは大切だなあと思いました。

 帰りは今度こそ飛行機で帰ります。金曜日の夜には、大野に戻っていると思います。また、来週からがんばりますので、どうぞよろしくお願いします。作文まだの子は少しおうちでもがんばってくれれば嬉しいです。