第218号 2月8日
給食時間のあとで
学級経営、楽しい時もあれば苦しい時もありで、今日の給食時間の後始末は、いただけませんでした。今日は、そうめんという配膳泣かせのメニューでだいぶ時間も押していました。そして、昼の放送はビデオ。交通安全ので「赤信号はどういう意味?」ってので、私は、「こんなの小学校一年生はわかり切っている。」と内心思っていましたが、子どもたちは、「赤は止まる。」って真剣に見ていたので、テレビをつけておきました。
そんなこんなで、12時50分。遅くなると、配膳室当番の昼休みがなくなってしまいます。こっち側の焦りは、ピーク。焦っていると、子どもの動きがスローに見えるのでしょうか。いや、確かに今日の子どもの動きは遅かった。
「ごちそうさま。」をしたら、自分の食器を下げる、牛乳パックを洗って開く。という仕事があります。次週の給食当番は、今週の給食当番の分の給食を下げます。給食当番は、下膳を担当し、まとまったら、廊下の給食の台車に食缶や食器を戻し、給食机を拭きます。ふらふらしていて食器を下げない子が、当番にとっては一番にやっかいです。最後の子が下げるまで食器を下げられませんから。このへんが毎日すさまじい忙しさ、動きなのですが、そのペースに乗りきれていない子もいました。給食を下げて全員が座って落ち着いた時、「ここんところ、きちんと働く子と、働かない、子がはっきりしてきてないかい。働く子は、何人分も給食を下げてくれるし、こぼしたところは、言われなくてもふいているっしょ。働かない子は、ふらふらしているんじゃない?自分はどっちに入ると思うの? 先生は、今、どっちかなんか聞かないけどさ、自分の行動をきちんと考えなさい。」と考えさせました。こういう指導を何回も繰り返しながら、成長していくのですが、今日は、少し真剣に叱りました。
子どもたちには言いませんでしたが、私が言われてきたのは、「世の中には、三種類の人間がいる。一つめは、いてほしい人、二つ目は、いない方がいい人、三つ目は、いてもいなくてもいい人。」子どもたち一人一人の持ち味を私は私なりにわかっているので、いい方がいい人間なんて一人もいないのですが、世の中に出ると、厳しいもので、仕事という一つの側面で人間が判断されてしまいます。そして、いてもいなくてもいい人っていうのもちょっとさびしいなあって思うのです。あの人がいると場の雰囲気が明るくなる、頼むならあの人、あの人がいると安心して仕事ができる、っていう人になってほしいと思っています。
学校は社会で活躍していく「人」を集団の場で鍛えていくところです。今日はちょっと叱ってしまいましたが、叱った子もいいところをほめてあげながら、働く、人のために動くことのすばらしさを指導していきたいと思います。
子どもたちの作文から
きのうおうちでしゅくだいをしました。でも、バレーボールもいかなきゃだめだから、さいしょにちょっとやりました。バレーボールがおわって、かえってきてからまたやりました。ごはんがはやくできたからごはんがおわってからもやりました。
きょう、スキーじょうにおばあちゃんと二人でそりすべりにいきました。なんかいも、なんかいもすべりました。あたまからもころびました。たのしかったです。またつれていってほしいです。