第217号 2月7日

 書きたいことを一つ選んで

 作文が始まりました。私は、個別指導、子どもが帰ってからの添削に忙しくなります。
 今回から作文用紙を変えました。B4の四百マス、いわゆる普通の大きさにしました。ちょっとこだわりを入れて、「ひばり作文用紙」と真ん中に入れました。
 さて、教科書では、書くことのポイントとして、@したこと、A見たこと、B話したこと、C聞いたこと、をあげています。今日は、子どもたちにもう一つ付け加えて指導しました。D思ったこと、感じたこと、です。
 このポイントをお話し、作文用紙の使い方(一行目は二文字空けて、書くこと。名前は下を一文字空けること。三行目は一文字空けて、書き始めること)を指導して書かせました。
 子どもたちには、「たぶん、何回か直してもらうことになるから、最初は思い切って書きたいことを書いてごらん。」とお話しました。
 子どもたちに今日は2時間書かせました。それですごいなあと思ったのは、書ける子はものすごく書けるようになっています。まだ、詳しく読んでいませんが、原稿用紙を2枚目に入っている子がけっこういました。書けないと言いながらも一枚の半分を超えて書いている子もいます。
 私もこうやってお便りをだいたい毎日書いています(だいたい原稿用紙にして3枚から4枚ぐらいになるかな)ので、作文に苦手意識は全くないですし、子どもたちも、毎日日記を継続している子は確実に力がついています。冬休み一日も欠かさず日記をつけ続けた子どももいました。言い古された言葉ですが、「継続は力」です。毎日がきつかったら、二日に一回でも週に二回でもいいです。ご家庭での取り組みの協力をお願いします。出さないモードに入ってしまうと、すっかりご無沙汰になってしまいますので。
 子どもたちの作文を読んでいると、多くが、「したこと」を書いています。「DSをしました。」、「ケーキを食べました。」ってな具合です。私は家のできごとであったら、そこに親子の会話、子どもたちの本音を入れれば、生き生きとした作文になります。この間ひばりに載せたともなさんの、おじさんがトマトの好き嫌いをして「ダメ」とぴしゃり言ったというあの作文が妙に心に残っていて、ああいうのが私の考える子どもたちに書かせたい作文で、そのへんんを重点的に指導しています。
 例えば、「明日は土曜日、やっとDSができる日です。お父さんお母さんと『DSは土曜日』という約束したからです。『明日は思いきりDSをやるぞ。』と今から思っているんだ。」みたいな本音を垣間見るという感じです。
 書きなおされる苦痛と、作文が少しでもよくなる、上手にかけるようになる楽しさを天秤にかけながら、努力する子どもたちを励ましながら、添削をしていきたいと思います。
 全員の分がそろったら、この間に引き続いて文集第二号を出したいと考えています。