第191号 12月26日

二学期の反省

 明日で長かった第二学期も終わります。プールから始まって、学級に関わるものでは、トラクターの写生会、教育実習、おおきなかぶ、朝顔、ピノキオの鑑賞、芋ほり、授業研究、ハラハラした秋の遠足、地域参観日、ふれあいフェスティバル、秋の八郎沼、鉄棒、落ち葉のしおり、キャサリン先生との勉強、読み聞かせ、ドッチボール、どんぐりのおもちゃ、ひらひらころころ、パソコンカレンダー、など思い出されます。
私の学級経営の方針として、@集団生活で社会性を鍛える。A誰にでも心優しく、いいと思ったら進んで行動することができる。B学習の習慣をつけさせ、基礎学力をつける。特に、考える力、書く力、そして計算力。などを掲げて子どもたちと過ごしてきました。
子どもたちにはどれだけ力がついてきたでしょうか。子どもたちにとっては、私達大人以上に、毎日の生活でものすごく多くのことを吸収していく毎日です。いいこと、悪いこと、ずる賢いこと、何でも吸収していきます。今学期を終えようとしてる中、子どもたちを見ると、言葉の発達、人間関係の発達を強く感じます。友だち同士の話でも、子どもと私との話でも、自分なりの考えに照らして、どう思うかなど言えるようになり内容が濃くなっています。子どもたちの社会性は確実に育っています。そして、友だちへの優しさ、気遣いなどを持って行動することができるようになりました。全員とまではいきませんが、「言われなくても進んで動く」ことができる子が多くなってきています。いいことをした子は、必ずその場で一言ほめてあげます。また、帰りの会の「みんな太陽」ではみんなで拍手をしてあげます。
学力の面では、国語では「考える力をつける教科」として、全員に思ったことを書かせたり、発表させたりしてきました。働く自動車では、お渡ししました文集のように、時間をかけて整った文が書けるよう時間をかけました。二学期当初に比べて、子どもたちの書く量や、表現力はついてきたと思います。百ます計算では、学期のほぼ全てを足し算、引き算に費やしました。その結果、時間はかかっても一枚のプリントをやりとげる力をつけることができました。
一方、いいことばかりでもありません。意見の食い違いというものも多くなって、「先生、○○君が…。」というのも多くなってきました。そうした時は、話を聞いて、うまく考えを整理して、双方が納得できるよう指導してきました。こうやって、小さいトラブルを多く経験しながら、社会性を培っていくのでしょうね。
 さて、私はと言えば、七月に引っ越してきて、家が学校の近くというのは、とっても良かったと思います。通勤時間でくたくたになることもなく、朝は、ゴミ拾い兼朝の散歩でスタート。休みの日は、のんびりノンタンと散歩。草刈もだいぶうまくなったかな。
 初めての教育実習の受け持ちをしたこと、秋からは、週一回、大学で、これから先生になる学生達に授業のやり方などを語る機会ができたことなど、私にとってはいずれも初めての機会でした。 
そして長い二学期で一番心に残っているのは、地域参観日の案内を朝の散歩で会う人会う人に渡して、そのうち何人かが、「見に来たよ。」って教室に来てくれたことです。とってもとっても嬉しかったです。これからも、地域に開かれた学校、地域に信頼される学校を目指して、自分にできることをがんばっていきたいたあと思いました。