第187号 12月21日
跳び方教えてあげる。
だいぶ前に縄跳びを指導して、あれこれやって、久しぶりに縄跳びをしました。この間、子どもたちがどの位跳べるか、一人一人見せてもらいました。もうちょっとがんばってほしい子が二人いました。Y君とRさんです。
忘れないように、なわとび、Y、Rって黒板に小さくメモをして次の日の休み時間に二人を連れて体育館に行きました。跳ぶ練習、縄を片手で回しながら跳ぶ練習など、セオリー通りの指導をしました。私たちの周りにはその話を聞きつけて、何人かの子どもたちが、縄跳びを持ってきて集まっていました。「私達が教えるから。先生、いいよ。」って言ってくれたもので、その場を離れました。
それから数日、子どもたちがぼちぼちと彼らに教えていたのは、わかっていたのですが、今日体育館に言ってみると、「先生、ちょっと見て。」ということで、見せてもらいました。そうすると、跳べているんです。一回ですが、ちゃんと跳んでいます。二人ともニコニコしていたので、パチリと写真も撮らせてもらいました。
それを見ていて、私はとっても嬉しかったんですよ。先生に言われなくても、仲間同士で、教えあう優しさが。そして、その期待に答えるように、小さな一回でも彼らにとって大きな一回が跳べるようになったことが。子どもたち同士でいい関係を築いているなあと、ちょっと離れて、心を温かくしながら、休み時間の縄跳びグループを見ていました。
その後、三時間目の体育では、縄跳びの成果を発表してもらいました。二人で跳ぶ子、後ろ回り跳びをする子、交差跳びをする子など、なかなかのものです。冬休みもちょっとした運動に縄跳びは適していますので、運動不足が心配されるお子さんは、取り組みの一つにいかがでしょうか。