第182号 12月14日
夕べはずっと停電で、帰ってふて寝したら、思い切り早く目が覚めてしまいました。まだ二時台です。電気はいつの間にか直っていました。北斗市の一部だったようです。みなさんのところは大丈夫でした?
筆箱のリセット
最近少しずつ気になってきたのが筆箱のこと。中身は二点です。
一点目。入学説明会で、箱型のプラスチックの丈夫なものというような説明があったと思いますが、ここのところ、金属製のもの、または、ビニル製のものが増えつつあります。机の上から落としてしまうこともあり、大きな音がなったり、また、中で鉛筆の芯が折れたりなども考えられますので、今まで使っていたものがもう駄目であればしかたがないところもありますが、多分に「かっこつけ」の要素もあると思いますので、ご確認いただければ幸いです。尚、事情がありましたら、お知らせいただければと思います。
二点目。鉛筆ですが、朝学校で鉛筆を削る子がいます。ノートに書く段階になって「先生、鉛筆を削っていいですか。」と聞いてきます。「授業中はだめです。」と答えています。おうちで、鉛筆を削るというのも、学習への取り組みの基本ですので、習慣がついていないご家庭においては、声がけをよろしくお願いします。尚、筆箱はじめ、細かなもので名前がついていて、本人に無事戻るもの、残念ながら持ち主がわからなくて処分になるもの、分かれています。時間のある時で結構ですので、記名を点検いただければ幸いです。前にも書きましたが、算数セットについていた名前シールは、私の方で、パソコンで打ち出せますので、必要な方は連絡いただければ、お作りしますことを申し添えます。
まちづくり
算数のかたちあそびで、まちづくりをやりました。模造紙に道路や線路を描き、その上に箱を使って、建物を建てたり、タワーがあったり、電車が走ったりと、各グループ(四人編成)で思い思いの町を作っていました。
算数?、図工?と思うところもありますが、子どもたちは、四角いものを建物に、また、まるいものは、時計にしたり、タワーにしたり、車のタイヤにしたりとそれなりに工夫しており、遊びながらも、形の概念の学習に効果があると感じています。
子どもたちの作業を見ていて、ここのところ、ものすごくグループ内でコミュニケーションをしながら進めているなあという感じを受けます。子どもたちそれぞれが、自分はこういう町を作りたいという考えを持ち、時には班でぶつかり合いながらも、「じゃあ、こうしよう。」という折衷案で解決するなど、グループ内での議論が深まっていることは、大きな成長だなあと感じています。
それと、子どもたちの創造性の豊かさです。私は、最初に何をやるかということと、具体的な例を少し出します。そして、子どもたちのグループを回りながら少しアドバイスもします。ただ、間違っていなければ、子どもがやっていることを違う方向に引っ張っていくようなことはしません。「そういう方法もあったんだね。よく思いついたねぇ。」とほめるようにしています。道路にトンネルがかかったり、電車がつながって走ったり、時には落とし穴があって、まわりに策があったり、そして、大きな魚長があったりと、夢とそして子どもたちの暮らしている町の縮図が入り混じっています。
切りがないので、最後に写真をとって、町づくりは終わりましたが、この学習で学んだことを、教科書に戻って、形の概念の指導へと進めていきます。冬休みの自由研究など、ちょっと凝ったジオラマみたいなのはお薦めかもしれませんよ。