第176号 12月10日

一週間が無事って言うか何とかおわって。

 金曜日の給食、あんかけ焼きそばでした。「給食を食べて、子どもたちを帰せば、まず、今週も終わりかー。」などと考えていたら、大きな落とし穴がありました。
 今日は、ふちの浅い皿にあんかけの汁が入っていたので、ちょっと気を付けねばと思って、子どもたちに「今日は、こぼしたり、ひっくり返したりしやすいから、十分気をつけるんだよ。」と布石を打っておいたのですが、先頭の子で、さっそく麺が入ったままひっくり返してしまいました。すぐに大渋滞になって、おまけに、そのこぼれている汁で滑って、またひっくり返すという事態になりました。こぼれたもの後始末と、下げるのとが交差して、教室はたいへんな状態になりました。おまけに給食を下げるのが遅くなって、当番の五年生にも大迷惑をかけてしまいました。
 気をつけるように言った矢先なので、「先生、今言ったばっかりでしょ。」とおこっちゃいましたが、わざとこぼしたわけでもないので、これは注意不足があったことは否めませんが事故ですからしかたがありません。その子が一人で後始末をしているとほどなく、一人、二人、三人と雑巾を持って手伝う子がでてきて、後始末は終わりました。
 帰り際に、私は黒板に、「人に○○すると、人から○○される。」と書きました。「人に親切にすると、いつか人から親切にされるものです。また、人に冷たくしたり、意地悪したりすると、人からもそうされるものです。今日、気を利かせて動いた人はとっても親切で心優しい人です。きっと大人になっても親切にされることが多いと先生は思います。みなさんも人には優しく親切にしましょうね。」と話をしました。そして、最後に、こぼした子から、ご迷惑をかけたことのお詫びと皆さんに手伝ってもらったことの感謝の言葉がありました。子どもたちには話さなかったのですが、逆に人から親切をたくさん受けた子どもは、人に優しくする気持ちも育つという命題もまた真であると私は思います。
 いろんな子がいて、毎日いろんな事件があって、いろんなことを経験しながら、今日も、子どもたちは、一つ一つ心が育っていくのかなあと思っています。(「思っていくことにします。」っていうのが本音かな)
無事終わったと言えるかわかりませんが、帰り際のできごとでした。
 
  子どもたちの作文から

 きょう、がっこうのなかやすみにわたしは、せんせいと、Yでオセロでたたかいしたら、せんせいがかちました。やっぱりせんせいが、つよかったです。またちょうせんしてどっちがかつかな。

 きのう、おうちで、どんぐりめいろをやって、おもしろかったです。それでゴールまでいきました。ゴールまでいってうれしかったです。とてもいい一日でした。

 きょう、わたしは、がくどうで、ともだちといっしょにしゅくだいをやりました。さいしょにやったのはひゃくますけいさんをやりました。

 きょうのあさ、おとうさんにはをとってもらいました。いたかったけど、がまんしました。そして、おにぎりをたべておいしかったです。