第171号 12月3日

配慮

 子どもたちって、それなりに相手のことを考えながら話をしているもんだなあと思ったことがありました。
 この間のことです。休み時間に教室で子どもたちは、おしゃべりをしていました。その時に、何の話題かわからないけれど、髪の毛の話が出ました。一瞬、話がピタッと止まって、次の一瞬、話していた子が私の方を向き、私も何を感じたのかピクリとそちらを向いて、目が合い、そして次の一瞬、話をしていた子が「失礼しました。」っていうような顔ぶりで口を押さえて、話題を変えました。ほんの数秒のことでした。
 子どもたちって、まわりの相手のことを彼らなりに考えて、配慮しながら、話をしているんだなあということがわかって、その日一日くすぐったいような、そして、子どもたちの成長に嬉しいような一日でした。
 大人社会では、皆さん、身にしみてそういうのは敏感には、みんなできています。ただ、おそろしいのは、髪の毛の場合は本人がどうしようもないのですが、本人に言ってあげればいいことも、陰でささやかれるだけで、決して本人に聞こえてこないということもありますよね。懇談会でもちらっとお話しましたが、ある程度年齢がいくと、言いにくいことは、言われなくなります。それだけ、自分の行動や発言には注意していかなければならないということにもなりますが、「佐々木先生、○○のこと、ちゃんとやんないと先生失格だよ。」などと先輩によく言われたことが懐かしくもあります。
 ということで、学級のことで、何か気の付いたことありましたら、言いづらいというのもありましょうが、どんどんおっしゃっていただければありがたいです。また、私からもたまに言いづらくても、子どものために必要なことをお伝えいたします。

 子どもたちの作文から

 きょう、学校からかえったら、いとこといもうととオセロゲームであそんでいました。わたしもおもしろそうなので、いもうととあそびました。おもしろかったです。

 きのう一人でべんきょうをしました。ママとおねえちゃんにおしえてもらいました。べんきょうはたのしかったです。

 きょうのばんごはんはいえでラーメンをたべました。ぼくはいっぱいたべましたが、たまごを一このこしました。おとうとははんぶんたべました。おかあさんは、ぜんぶたべました。おとうさんは、ぜんぶたべましたが、おとうとがのこしたはんぶんもたべました。とてもおいしかったです。

 きょう、おねえちゃんのがっきゅうレクにいきました。ぼくとおかあさんでいきました。ビンゴにドッチボールにしょうがいぶつリレーをやりました。一ばんにはしりました。リレーは三いになりました。ビンゴはぜんぶはあたらなかったけど、さんかしょうをもらいました。ドッチボールは一いになりました。ドッチボールをやっておもしろかったです。