第169号 11月30日
みんなちがうからいいんだね。
昨日の参観日には、お忙しいところ、多数のお父様、お母様に参観いただきまして、ありがとうございます。
参観日に何をやろうか。別に普段授業はやっているので、そのまんまがいいのでしょうが、普段作らない作り物などを作ったぐらいにして、がんばって、今日の授業にいたしました。
子どもたちは、四月に入学して、この半年少しでもだいぶ個性がでてきました。それこそ授業でやった、あわてんぼうな友だち、心優しい友だち、本が好きな友だちなどをはじめ、工作が好きな友だち、ピアノを弾くのが好きな友だち、いたずらがすきなともだち、悪いことをそのままにしておけない友だち、友だちに優しく声をかけてあげられる友だちなどなど様々な個性で満ちあふれています。
私はいいところを伸ばす教育をしたいと思っています。授業でも話しましたが、泣きべそは、感受性が強いということですし、おこりんぼうは、悪いことは許せないという正義感が強いということです。そして、子どもたち一人一人が自分のよさをほめてもらえる、伸ばしてもらえる環境を普段からの声がけや、学習指導の中でしていきたいと心がけています。
私は、みんながちがうからいいし、みんな同じような考えの集団では、お互いが伸びないと思っています。お互いがお互いのいいところを認めると共に、自分のいいところに気づき、それを伸ばしていってほしいと思います。そして、何でも平均的にこなす大人よりも、何かたった一つでも人には絶対負けないぞというものを持っている大人になってほしいと思います。
この間、ちょっと紹介しました金子みすゞさんの有名な詩を紹介します。授業ではやりませんが、時間があれば、お子さんに読んで聞かせてあげていただければ、幸いです。
わたしと小鳥とすずと
金子みすゞ
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
来週の生活科の材料
ペットボトルを使って浮沈子を作る予定です。ペットボトルの中のお魚が上がったり、下がったりする楽しいおもちゃです。1.5リットルのペットボトルを一つ火曜日に持たせてください。できれば炭酸の入っていたものの方が、でこぼごがなくていいです。