第167号 11月28日
事故は原因が重なって起こること
給食で使う箸が一本折れてしまいました。机の上にあった箸の下げるケースが、給食のお盆を引っ掛けて、落としてしまったからです。ケースごと落としただけでは箸は折れないと思うのです。箸のケースは鉄製で目の粗い虫かごのような形をしています。まっすぐにいれれば、きちんと底まで入るのですが、急いで入れると、目からはみ出して、先っぽが外にはみ出して、斜めに入ってしまいます。
そういう状態で、机の上から落下してしまったので、はみ出していたところがボキッといってしまったわけです。
急きょ、子どもたち全員を座らせて、どうしてこのようなことが起こるかを教えました。「箸を落としただけでは、箸は折れません。はみ出して入れただけでも箸は折れることはありません。でもその二つのことが合わさって、こうやって箸が折れてしまったんです。」「けがをするとか、事故がおきるとか、そういうことって、いくつもの原因がたまたま一緒になってしまって起きてしまうのです。廊下を走ったって、回りの人が気をつけていれば、ぶつかることはほとんどありません。ところが、近くで、ふざけていてろ過に飛び出した人がいたらどうでしょう。たまたまそういう悪いことが重なったときに、ゴッツーンとぶつかることになるんです。」「一人一人がふだんの生活で十分気をつけようね。箸はちゃんといれるようにしましょう。」って。
子供同士また、大人同士のトラブルなんかも、どちらかがちょっと広い心を持つといがみあったり、けんかをしたりという事態にならなくても済むことって意外と多いのかもしれませんね。ちょっと一年生には難しいかなあというお話をしてしまいました。
子どもたちの作文から
ぼくは、このまえの土よう日にゆきあそびをしました。三人でつくりました。まず、ソリにゆきをつんで山をつくります。さいごはさかをたいらにしてできあがりです。すごーくじかんがかかるのでつかれました。でもたのしかったです。こんどゆきがたくさんつもったらかまくらをつくります。
先生、あのね、きょう、おばあちゃんうちで、フルーツジュースをつくりました。りんごとみかんのフルーツジュースをつくりました。コップにいれてのんでみて、わたしは、こころで、「おいしい。」とおもいました。
きょう、サンタさんのお手がみをかきました。もうぜんぶかきました。たのしみにしていました。かきおわったらくつしたにいれておくとサンタさんが見てくれるんだって。そしてわたしにプレゼントをくれます。サンタさんにあいたいな。げんきにまってるよ。