第153号 11月12日
私は、物語、ぼくは図鑑
来週は、朝自習の百ます計算はお休みします。それに代わって、読書週間ということで、朝読書を朝自習の時間に行います。
ということもありまして、今日、また借りていた本を返し、新しい本を借りてきました。
子どもたちには、「ぜーんぶ絵っていう本は、やめようね。」と言っていくらかでも、文字に親しむことを伝えました。あとは、こまごましたことを言わないで、「先生、この本いいですか。」って聞いてくる子もいましたが、全部「よみたい本だったらいいよ。」というような答え方にしました。
図書室までは、全員を連れて行って、前に借りた本を返却し、台本版を取ります。そして、新たに読みたい本を探し、そこに台本版を置いてくるという方式です。子どもたちには、本を借り終えたら、教室に戻って、各自その本を読むよう指導しました。
最後まで借りる本をどれにしようか悩んでいた子にお付き合いして、それから教室に戻りました。子どもたちは、基本的に本は好きで、どの子も静かに本を読んでいました。
子どもたちの読んでいる本をざーっとみると、女の子に多かったのが物語系、男の子が図鑑系、工作系というような印象がありました。
私は、以前、読書のことで古今東西の名作というものには、触れてほしいということを書いたと記憶しています。その考えはそれとしてありますが、あとは、好きな本、興味を持った本にどんどん親しんでくれればいいなあと思っています。
文学に触れて、どんどん心の栄養を肥やしていくのもよし、図鑑を読んで、植物や動物など一つのことにとことん詳しくなっていくもよし、折り紙や理科実験の本を読んで、いろいろ試しながら、自然の法則を学んでいくもよし、クイズの本などを読んでひたすら雑学に強くなるもよし、とも思っています。
さて、そういう私はというと、今は、インプットしていくよりも、こうやって書き物をしてアウトプットする方が多い状態ですが、毎月教育に関わる書物は何冊か、それとコンピュータ関係も人にいろいろ聞かれることがあることもあり、最新の情報には目を通すようにしています。その昔は少しは文学なるものもあちらこちらかじったかな、三浦綾子の文学は大体触れたかというところです。本もそうですが、この頃は、私はネット社会に人間でありますので、インターネットで情報を得ていることが何にも増して多いかもしれません。
述べたように、子どもたちには教育活動の時間に本に親しませる時間は作っていきます。ご家庭におきましても、市立図書館を利用したり、購入したりなど、お子さんが本に親しむ環境を作っていただければと思います。
子どもたちの作文から
きょうのおやつはまんじゅうでした。ぼくはまんじゅうを一こしかたべませんでした。おとうとは九こたべました。とてもおいしかったです。