第151号 11月9日
町の子どもたちをおなかいっぱいにさせるラーメンバス
国語の働く自動車では、バス、コンクリートミキサー車、ショベルカー、ポンプ車が登場します。説明文は論理的な文章構成になっていますので、その構成の仕方に基づいて子どもたちにも、教科書に登場する以外のはたらく自動車について、子どもたちに作文をさせました。子どもたちに指示した文章の構成は次の通りです。
: は、〜〜〜じどう車です。ですから、〜〜〜います。
S.C.〜タクシーは、おきゃくをのせるじどう車です。ですからじどうどあがついています。
K.M〜れいとう車は、アイスやシャーベットをはこびます。ですから、なつとかに、とけないように、大きなれいぞうこがついています。
F.M.〜きゅうきゅう車は、けがをした人たちをのせてはしるじどう車です、。ですからベッドをのせています。
I.S.〜ごみしゅうしゅう車は、ゴミをはこぶじどう車です。ですからうしろに大きなはこみたいなものがあります。
S.W.〜パトカーはわるい人をつかまえるじどう車です。ですから、てっぽうやてっぽうのたまをもっています。
K.K.〜ラーメンバスは、まちのこどもたちをラーメンでおなかいっぱいにさせるじどう車です。ですからキッチンがついています。
T.T.〜ゆうびんバイクは、ゆうびんをはこぶじどう車です。ですから、大きな手紙箱があります。
M.M.〜パトカーはわるい人をつかまえるじどう車です。ですから、あかいライトをちかちかさせて、おおいそぎでじけんのげんばにいきます。
全員のを載せてあげられなくてごめんなさい。全員が、題意を理解して、少なくて一つ、多くて四つぐらいの車について、まとめていました。
中でも「すごい」と思ったのがK.K.君。早い話K君。他の子のほとんどが例として私が出したはたらく自動車を使っているのに対し、想像することもないような車を登場させました。ちなみに彼はもう一つ書いていますが、それはレーシングカーです。さらに驚いたのが、「町の子どもたちをラーメンでおなかいっぱいにさせる」というところです。子どもたちに幸せを運ぶ車としてラーメンバスをあげています。さらに私が感動したのは、「町の」というところです。この二文字で見事に情景が浮かんできます。とても文学的な要素を感じさせます。すばらしい作品です。
私は、全員のノートに目を通しながら、限られた時間で、ノート二ページにも三ページにも渡って、自分で考えた文を作る力が子どもたちについてきたんだなあという感動がありました。
子どもたちの作文から
きょう、ぼくはえいごのせんせいがくるのをたのしみにしていました。なまえはキャサリンせんせいで、としは27さいです。とてもわかかったです。またキャサリンせんせいにきてほしいです。
せんせい、あのね、きょう、五じかんめに、わたしは、えいごがはじめてだったけど、一ばんたのしかったのはね、おさるさんをだっこしたのと、なまえをゆったことと、なんさいってもきかれたことでした。あと、おどりや、うたやむずかしかったけど、おもしろかったよ。また、キャラソン先生がきてくれて、えいごをおしえてください。