第142号 10月31日
帰りの会で新しいコーナーを始めました
いつから始めようかと思っていた新しい企画「みんな太陽」を試行的に始めてみました。「みんな太陽」とは、クラスのみんなが、太陽のように輝く存在であることを確かめ合おうというものです。
私は朝のうちに、子どもたちに言いました。「今日から、『みんな太陽』っていうコーナーを帰りにやります。これは、クラスの中で、いいことがあったとか、親切にしてもらったとかということをみんなの前で発表してもらうことです。今日一日、友達のいいところを発見することをがんばってほしいと思います。」って。
今日は、国語に、体育のドッヂボール、そして、生活はアサガオの後始末という内容でした。
さて、帰りの会の時間となり、子どもたちに聞いてみました。「今日、いいことがあったとか、友だちに親切にしてもらったとか、ある人は発表してください。」私はこの手の生活の中で探せるもの、また、人の気持ちを考えるなどのものは、必ず発表できる力は子どもたちにつけていると思っているので、「シーン」といういやな予感っていうものはありませんでした。事実、即座に数人の子どもたちが手を上げました。最初に手をあげたのは、Aさん。いつも先頭グループにいる一人です。新しく入って来たM君と友だちになれたことを言ってくれました。この発言を皮切りに、アサガオで手伝ってくれたこと、給食を下げてくれたことなど、初日から、半数弱の子どもたちが、楽しかったことや、友だちの親切をほめて、そのたびに拍手が起きました。というか私が拍手をしたら、子どもたちも拍手しました。
初日は、M君オンパレードでした。今日、生活の時間で、種を取り終えたアサガオを棒から離し処分し、土を畑に返して、入れ物を水で注ぐという作業をしました。M君は、前の学校で、もうやってきて、今日はすることがなかったので、私が事前に、「きょうは、みんなの後始末、手伝ってっていう人のを手伝ってあげてくれる。」ってお願いしていました。そうしたら動きのいいこといいこと、たくさんの子が手伝ってもらって、件(くだん)の発表となったわけです。
親切な行動、そして、それを発表できる子どもたち、そして、素直に拍手できる子どもたち。これからも毎日、「太陽」になれる子がふえて、子どもたちの心が、学校でも学校から離れても、おうちでも、明るく輝く太陽のようにずっと成長し続けてほしいと思いました。
アサガオの鉢は、一度近いうちにお返しし、おうちで保管にしたいと思います。たぶん今の二年生のようにまた、何らかの形で使うことになると思います。
子どもたちの作文から
きょう、がっこうでやすみじかんにぼくはひばりをみてびっくりしました。それで、ぼくはだれかのさくぶんをみて、ながいなあとおもいました。だれかのすてきですね。
W君の作文も、他の人の作文を読んですごいなって気持ちが良く出ているので、すてきですよ。