第138号 10月29日

リーダーの条件

 ちょっと前のことになりますが、掃除の反省のときです。私は、今は、掃除の反省の代表は、最初っから決めていなくて、その場でやりたい子にやらせています。その日元気なAさんが、「班長やりたい。」って言って、他にやりたいっていう人もいないので班長になりました。
「これから、掃除の反省をはじめます。きちんと立って。机によっかからないで。」一生懸命言うのですが、なかなか言うことを聞いてもらえません。「なんかみんな言うこと聞かないみたい。今日はちょっと代わってもらってもいい?」と言って、Bさんにやってもらいました。今度は「気をつけ。」の一言でうまくいきました。
 掃除の反省が終わった後、ちょっとおもしろくなさそうにしているAちゃんに、「Aちゃん、Bちゃんがやるとちゃんとなったっしょ。BちゃんとAちゃんとの違いなんだと思う?」と尋ねてみました。「おこったように言ってることかな。」というような答えをしてくれました。「うん、そうなんだよね。先生はね、Aちゃんは、これから大きくなったら、学級のみんなを引っ張っていく役だと思うんだ。だから、ちょっときつかったかもしれないけど、今日は、変わってもらって、気が付いてほしかったんだ。みんなの前に立つ人って、えばっちゃったらなかなかみんなついてこないんだよね。優しく、それでいて、一生懸命働く人がみんなから、班長って言われるようになるんだね。」っていうような話をしました。ちょっと不思議そうな顔をしていましたが、きっとだんだんわかってきてくれると思います。とても立派なお子さんですから。
 私の考えるリーダーの条件の一つは、「謙虚さ」です。自分が能力を持っていて、他の人より秀でていることがあっても、絶対に人を上から物を言うような言い方をしなく、誰に対しても、優しく、親しみを持って、和やかに接する人がリーダーだと思います。高飛車で傲慢な心では人はついて来ないと思います。述べましたように、学級の中にも、将来の大野小学校を引っ張っていくようなすばらしい人材も多数います。子どもたちをしっかりと鍛えて、将来の大野小を、そして、北斗市を支えていくような人材を育てられればと思います。

新しいお友達
 新しいお友達を迎えることになりました。M君です。M君は、函館市の学校より転入しました。金曜日に学校に手続きにきましたが、とても元気のいいスポーツマンタイプの男の子です。おうちは、学校裏の方です。どうぞ、よろしくお願いします。