第137号 10月26日
飛びっきりの笑顔
今日Mさんが、鉄棒の課題の三種目全部クリアしました。ちょうど中休みでした。多くの子は、逆上がりで苦労してるのですが、Mさんは、逆上がりはできてたんですが、ちょっと鉄棒が高かったこともあって、前回りに苦労していました。歯をくいしばって、鉄棒に上がりました。あとは、クルリンと回って、私の「ごうかーく。」っていう声になったわけです。飛びっきりの笑顔でした。回りにいた子どもたちと一緒に喜び合いました。これだから学校の先生っておもしろいんだよなぁと思う瞬間です。
さて、足抜き、前回り、逆上がりの三種目をクリアした子は、六名です。あとの子は逆上がりで苦労しています。でも、休み時間は、鉄棒の前にたくさんの一年生の子が集まって、教えたり、教えてもらったりとがんばっています。二年生の子も、私のところに来て、一生懸命逆上がりを練習しています。
たかが逆上がり、されど、人生に大きな自信や示唆を与えることにもなる逆上がり、毎日、コツを指導しながら、励まし、次のとびっきりの笑顔に会えるのを楽しみにしています。
小春日和の落ち葉並木
生活科で、学校周辺の紅葉の様子を観察しに、五時間目に、裏の児童公園、桜並木まで出かけました。今日は小春日和。ジャンパーなしでも日差しが柔らかく背中に当たるって感じでした。毎朝、児童公園まで朝の散歩をしているんですが、朝の六時頃。東の空が赤く染まっている頃で、上下ジャンパーを着込んで軍手をはいてといういでたちなので、同じ桜並木も、早朝と昼間は、随分違った顔を見せるもんだなあと思っていました。
子どもたちとブラブラ歩いていくと児童公園の植木の葉も真っ赤。近くでみても「ああ、きれいだなあ。自然の美しさってすごいなあ。」と感じました。子どもたちの姿も、久しぶりの日中の暖かさと木々の色づきでとてもいい表情をしていました。児童公園から、ちょっと桜並木を歩いて学校に戻りました。
桜の葉も、ただ、真黄色や真っ赤っていうんじゃなくって、一枚の葉でも色が交じり合って、一つとして同じ色の葉はないんですね。子どもたちもみんな個性があって、それぞれに輝くところがありますね。みんなちがってみんないい。金子みすずの詩を思い出しました。
子どもたちの作文から
せんせい、あのね、わたしは、ほんをよむのがすきです。一かげつに一さつかいます。らいげつはぐりとぐらのほんをかいたいとおもっています。わたしは、ぐりごぐらのほんがだいすきです。それはね、かわいいからです。ぐりとぐらのほんをかうのがたのしみです。
きょう、ピアノにいくとちゅうにおにいちゃんとあいました。おにいちゃんはぶかつからかえるとちゅうでした。ピアノでハイホーとメヌエットをならっています。あとは、ほかにもならっています。ハイホーとメヌエットは、ピアノのはっぴょうかいでひきます。ピアノのはっぴょうかいがきんちょうしています。