第130号 10月18日
レギュラーの勉強に戻って
学習発表会の疲れもあってか、欠席あり、頭が痛いありの一日でした。おもしろいことに、学校というところは、休み明けが一番欠席は多いんです。通常は、月曜日がダントツとなります。さて、今日は、作文、粘土、そして書写の勉強をしました。
書く力がついてきた子どもが増えてきたこと
私は書くということにこだわりたいです。前にも言いましたが、「書く」ことは、「考える」ことだからです。「話す」ことも考えることになりますが、書くに比べて、思考は深くないと思うのです。それと、私がもう一つ子どもたちの指導でこだわるのが、「本音」がにじみてるような作文です。「うれしかった。」、「たのしかった。」という言葉がなくても、その気持ちが伝わってくるような作文が書けるよう、指導していきます。
皆様のご家庭での励ましもあって、子どもたちの書く力はついてきています。正確に言うとついてきている子が多くなってきています。私もこうやって毎日原稿用紙にして三枚少し書き続けることができるのは、書き続けているからです。自信を持って子どもたちに「継続は力」って語ることができますから。
ということで、少しずつ、子どもたちの作文を紹介していきたいと思います。
やることは自分で決めるという指導
水曜日は、昼休みに全員で掃除をしています。子どもたちのパワーっていうのはすごいもので、十分もあれば楽勝に掃除が終わります。子どもたちにとっても、早く終われば昼休み時間という「ニンジン」がぶら下がっていることもあります。
今日、子どもたちにも話をしましたが、十七年前、私が一年生を持ったときは、こういう時は、一人一人全員に役割を与えました。「○○君と○○君は、黒板。○○さんは、机拭き…」って具合に。
今の私の方針は、「気が付いたところを掃除しなさい。」です。机上げは、全員でやってもらいますが、その後は、机拭く子あり、黒板の整理する子あり、本を整理する子、ゴミを集める子、先生のごちゃごちゃの机を整える子、いろいろです。そして、必ず、働いている子をほめてあげます。その反面、残念ながら、仕事を見つけられずに、また、仕事を見つける努力が足りずに、ボケーっとしている子もいます。そんな子には、仕事を具体的に指示しています。
今、教育界では「生きる力」がキーワードになっています。自分で考え、判断して、動くことです。たかが掃除かもしれませんが、自分の目で回りを見、どこが手薄か判断し、指示されなくても、動く。そのことが、掃除が早く終わる、先生にほめられる、教室がきれいになるなど、子どもたちにとって、自ら動くことが自信となり喜びになっていくと私は思っています。
まだまだ、この教育方針には課題もありますが、ほめる教育で、子どもたちの臨機応変に動きがとれるよう指導していきたいと思います。