第128号 10月17日

学習発表会を終えて

 日曜日の学習発表会に際しましては、ご多用のところ、保護者の皆様、そしてご親戚の皆様にたくさんの応援をいただき、子どもたちも緊張しながらも、持っている力を発揮することができたのではないかと思います。
 はじめの言葉は、最初でとてもきんちょうするところですが、全員体育館に響き渡る声で言ってくれました。これを力を出し切るっていうんだと子どもたちをうんとほめてあげました。
 教室に戻ると、全員がそろっていました。そこで、「魔法のお守りを上げるから」って言ったら、「魔法とかないよ。」なんて言っていたのですが、みんな大事にしてくれているようで、私も嬉しかったです。「世の中に魔法があるかわからないけど、『これをぶら下げていると、力が出る』って信じることって大事だと思うよ。」って言いました。
 あとは、流れに乗っていくだけです。着替えて、衣装を身に付けて、時間まで待機です。
 時間になって「がんばっていくぞ。」「おー。」の掛け声をして、二階の待機場所から、階段を下りて体育館に向かっていきました。自分自身でもドキドキしているのがわかりますし、子どもたちの表情からもそれが読みとられます。
 子どもたちを誘導すると、あとはステージ袖のピアノのところから、子どもたちのがんばりを見ていました。
 「あおいとり」もはじめの言葉と同じように持っている力を出せたと思います。総練習で力を出せなかった悔しい思いっていうのが子どもたちにもあったのでしょう。一人一人がステージ上で輝いていました。
 子どもたちががんばったということを感じられるのは、何と言っても子どもたちの表情です。総練習の時の、ちょっと暗いような雰囲気じゃなくって、みんなさわやかな顔をしていました。すぐにお迎えだったので、一人一人を十分にほめてあげることはできなかったのですが、子どもたちは持っている力を十分に発揮することができました。
 この学習発表会のために、随分時間を使いました。教科書もだいぶ開いていないような気がします。乱暴な言い方かもしれませんが、子どもたちは教科書から学ぶ以上にこの厳しい練習で、みんなの心を一つにすること、力を出し切ること、やりきることの大切さそして喜びを十分に味わうことができたと思っています。やり遂げることは、次への自信になり、心の強い子になりなす。
 どうぞ、それぞれのお子さん、ご家庭で十分ほめていただいたと思いますが、これからも一回り成長した子どもたちの応援をよろしくお願いします。