第110号 9月26日
余った給食の分け方
先週のことでした。休んだ子がいて、余った給食の分け方で、ひと悶着ありました。
子どもたちには、ご飯やしゃもじで盛り付けるものについては、多少おかわりに残しておくぐらいに盛り付けるよう指導しています。それでもたまに足りなくなったりしたら、「いただきます。」の前に、多い子のから、少しずつかき集めて、何とかしています。
その一方、唐揚げ、デザート、パン、牛乳などは、少しずつ分けるということはなかなかいかなくて、じゃんけんということになります。
その日は、私は黙ってみていました。デザートをほしい子どもたちの一人が、「いただきます。」の直後に、「ほしい人」って言って、じゃんけんを募りました。以前は、私がほしい人を呼んでじゃんけんをさせていたからです。じゃんけんで勝った子にデザートがいきました。その後、「ぼくも、ほしかった。」と私のところに言いに来た子がいました。
「残念だけど、もうじゃんけん終わって決まっちゃったから、今日は諦めてね。」と言いました。
その後、私はみんなに言いました。「ほしいものがあってじゃんけんをする時は、みんなに聞こえるように、大きな声で言いなさい。そして、もういないかしっかり確かめてじゃんけんしなさい。」それから、「牛乳とパン、デザートなどいくつものじゃんけんがある時は、どれか一つにじゃんけんをしなさい。そうすると混みあうことも少なくなります。」と言いました。
翌日も、じゃんけんがありました。しきっているのはS君です。「牛乳ほしい人はこっちね。デザートほしい人はこっちね。」って上手にやっています。今度は、文句をつける子もいなく、無事分けることができました。
失敗から学ぶことって実に多いですね。今度からは子どもたちでうまくやれるかなと思いながら、時々うまくやっていることをほめて、また、ちょっと次のアドバイスをして、集団生活の勉強をしていきたいと思います。
私が学級を持っていく上で、特に大切にしているのは、「公平」ということ。誰にでもわけ隔てなく、子どもたちに接していますし、子どもたち同士もみんな平等であるということを信念としながらやっています。
先日も、とうもろこしをもらう時も、そのおかわりをする時も順番はくじで決めました。先生はいつでもみんなを平等に見ているということを一つ一つの事例を通して、知らせていきたいと思います。
なお、これから学習発表会の役を決めていきます。これも人気の役はじゃんけんが公平かもしれませんが、これはオーディション(どこかの台詞を一つ二つ言ってもらいながら)をしながら、適材適所に決めていきますことご了解下さい。
体調不良で、一日お休みしてしまいましたことをお詫び申し上げます。