第108号 9月21日

子どもたちの話の一つ一つに決着をつけること。

 毎日、子どもたちと過ごしていると、いろんなことを次から次へと話しかけてきます。そして、私もいろんな子に、話しかけていきます。一日一度も私と会話をしない子はまずいないはずです。
 今日は、子どもたちの話を聞いている様子をお話しましょう。
 「先生、きのう、お寿司を食べに行ったさ。」、「先生、学童でかえるを見つけたさ。」「先生、昨日テレビ何みた?」など、まず、『私の話聞いてよ』って感じで、ほとんど同時に離しかけられる状態です。
 私の基本方針は、@子どもの話は必ず聞く。A同時に話しかけられた場合は、どちらかを待たせて、一人一人聞く。B授業中は、かならず手をあげて、発言の許可を得てから話すというあたりです。
 私が毎日子どもたちと話をしていて、一番きちんと対処しなければならないのは、子どもたちからの不満の訴えです。「○○ちゃんが、たたいた。」、「○○くんが、何もしないのに蹴ってきた。」などです。これは、子どもが大なり小なり私に言わば助けを求めてきたわけで、どんな場合でも、きちんと話を聞いて、当事者を呼んで話を聞きます。」そして時には、この間お話したスローモーションビデオで状況を確認します。状況がわかると、ほとんど一方的にやるとかやられるとかではなく、お互い様っていうところがあって、話をゆっくり聞いてあげるだけで、お互い、笑って許しあえる状況になります。急いでいるときでも、「ふ〜ん、そうなの、はい、わかった、わかった、席に戻りなさい。」っていうような言い方はしないように心しています。
 子どもたちには、教師や友だちに対してのストレスが蓄積されないように配慮していきたいと思います。

学習体験フェスティバル

 訂正のちらしが配られましたが、明日土曜日十時、かなでーるで学習体験フェスティバルが開かれます。これは上磯時代、学校週五日制に向けての受け皿が、その始まりだということですが、一般の方の様々なサークルの発表の場になっているようです。そしてたくさんの子どもたちも来るようです。
 過日、実行委員会に行ってきましたが、年配の方も、みんな目が輝いて、フェスティバルを楽しみにしていました。仕事、家庭と日々忙しい中ですが、それに流されるだけではなく、「自分の時間」というものをしっかり持って、好きなことを仲間と一緒に活動する生き方って素敵だなあと思いました。
 私は、北斗市の先生方の集まりで理科サークルに入っていて、今回は、おもしろ科学実験ということで、「紙で作る竹とんぼづくり」を企画しました。私も、学校の仕事だけでなく、子どもたちに科学の楽しさを語る機会ができて、とってもうれしく思っています。
紙を貼り合せてトンボを作り、それを丸材を使って回し、空へ飛ばすものです。試作品は実によく、飛びました。
 かなでーるでお待ちしております。たくさんの一年生に会えることを楽しみにしています。