第106号 9月19日

教師にとって避けてはならないもの〜授業研究

明日は、私の学級で研究授業が行われます。低学年、中学年、高学年の3つのブロックで、いずれかの先生が、授業を行い、全部の先生が授業を見て、その後、その授業内容について話し合います。
 学校の先生をやっていると参観日があって、それも、やっぱり「見られる」っていうのはプレッシャーですが、同業者の厳しい目っていうのも同様です。
 私自身、うまくいく授業より反省点がある授業の方が多いのですが、こういう授業研究は、できるだけ逃げないようにとは心がけています。やるのはたいへんですが、それを乗り越えて、先生方にたくさん指摘を受けて、教員としての資質が向上していくのだと思っています。
「うれしくはないけど、がんばるしかない。」っていう心境です。
 さて、内容は、過日も何回か書いていますが、繰り上がりのある足し算です。問題は、9+4の解き方です。私はこの授業を構築するに当たって、二つの山を作りました。一つは、9+4をどうやってやるか考える場面です。指もあるかもしれない、ブロックで数え足すかもしれない、また、もしかして私の意図する10の補数の考えが出てこないかもしれない、でも、子どもたちがどうやって解こうとするかじっくり考えを引き出したいと思っています。もう一つの山は、10の補数によるとき方の4段階、「9はあと1で10、4を1と3にわける、9に1をたして10、10と3で13」をブロックと式(補助数をしっかり書かせる)でがっちり、やりかたを覚えるということです。
 明日は、夏休みから考えていた指導案の実践です。明日の朝のテレビの占いで、しし座が最下位でないことを祈りつつ、がんばりたいと思います。

 明日の授業はそれとして、私はまだ算数の計算力の定着に甘さがあると思っています。10に満たない一位数同士のたし算、3+2、4+5なども、時間のかかる子が結構います。そこで、朝学習では、毎回、算数をやらせています。ここのところ繰り上がりなしだけの百ます計算に取り組ませています。
 子どもたちにとって、百題(正確には繰り上がりを除く64問)に挑戦することは、相当頭のエネルギーを使うことになりますが、まだまだスキルアップが必要と考えております。学校でも取り組んでいきますので、機会があれば、ご家庭でも百ます計算に取り組みいただけたら幸いに思います。